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Crypto.com、仮想通貨コスモス(ATOM)のネットワークに対応

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コスモスのネットワークに対応

暗号資産(仮想通貨)取引所や決済サービスなどを運営するCrypto.com(クリプトドットコム)は8日、同社のアプリがコスモス(ATOM)のネットワークに対応したことを発表した。

この連携によって、Crypto.comのアプリや取引所のユーザーは、コスモスのネットワーク上でも入出金ができるようになる。

コスモスのプロジェクトは、異なるブロックチェーンの相互運用性(インターオペラビリティ)の実現を目指している。各ブロックチェーンを同じネットワークに接続することによって、お互いのブロックチェーン間で送金を行うなど、相互運用を実現できるように開発に取り組んできた。

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今回Crypto.comは、具体的にはコスモスのネットワークで稼働する「Cronos」というブロックチェーンと連携する。Cronosは8日にメインネットのベータ版をローンチしたことを発表。このベータ版のローンチによって、Crypto.comのアプリがコスモスのネットワークに接続できるようになった。

Cronosの特徴

Cronosはコスモス専用の開発キット「Cosmos SDK」で作られており、コスモスに接続するブロックチェーンが通信するための規格「IBC(Inter-Blockchain Communication protocol)」に対応。また、もう1つ大きな特徴として、Cronosはイーサリアムのブロックチェーンと互換性を持つ。

そのため、Crypto.comのアプリのユーザーは、仮想通貨のCRO(Crypto.com Coin)に加え、Cronosを介してイーサリアム、ステーブルコインのUSDC、USDT、DAI、またビットコインをイーサリアムのブロックチェーン上で利用できるようにするために発行される「WBTC」を送金することも可能になった。今後はさらに多くの銘柄に対応するとしている。

Cronosには、イーサリアムやイーサリアムと互換性があるブロックチェーンから、容易にアプリをポート(移植)することも可能。イーサリアムのブロックチェーンよりも処理能力が高く、DeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)、メタバース(仮想空間)といった領域での活用が期待されている。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。ゲームや音楽のライブなど、アバターを使って様々な楽しみ方ができる。

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Cronosは、Crypto.comの独自チェーン「Crypto.org Chain」の並列ブロックチェーンとしても機能するという。Crypto.com側から見ればCronosとの連携でコスモスのネットワークに接続できるようになったが、Cronos側から見れば、Crypto.comの1,000万ユーザーに最初からアクセスできるというメリットがある。

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