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コスモス(ATOM)とは?買い方・ステーキング・特徴・将来性を解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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コスモスはステーキングに注目

暗号資産(仮想通貨)コスモス(ATOM)は、他のブロックチェーンとの相互運用性(インターオペラビリティ)を持つ点で注目されています。

ATOMをバリデーターでステーキングしているだけで、エアドロップが配布されることもあり、ステーキングで運用している以上の期待値がある銘柄です。

atom-airdrop-20241113

出典:COMOSPUG

有名ゲーム「アサシンクリード」や「レイマン」で知られるゲーム開発企業Ubisoftが、コスモスの機能である「Cosmos SDK」を利用し作成された「Cronos」にバリデーターとして参加しているなど、国際的な動きも近年投資家が注視している点です。

コスモスはビットコインやイーサリアムなどと比べると歴史は短いですが、時価総額は60位と全体でも上位に位置しています。今後もさらなる発展が期待できるでしょう。この記事では、コスモス(ATOM)の特徴や将来性、ステーキングについて解説しています。

コスモス(ATOM)の注目点

コスモス(ATOM)への投資に

コスモスとは

2008年にビットコイン(BTC)の論文が発表されて以来、イーサリアム(ETH)やXRP(リップル)など数多くの暗号資産(仮想通貨)が誕生しました。新しいブロックチェーンが開発され、ビットコインに似た特徴を持つ銘柄や、ビットコインの課題解決を目指す銘柄など、現在でも様々な仮想通貨が作られています。

その後、仮想通貨の基盤であるブロックチェーンは、データの改ざんが事実上不可能であることや仲介者が不要であることなどの特長が評価され、金融領域だけでなくサプライチェーンやゲーム、アート等の分野でも技術が応用されるようになりました。

しかし一方で、まだブロックチェーンには課題もあります。その中の1つが「相互運用性」です。例えば、ビットコインとイーサリアムのブロックチェーン間で、直接仮想通貨を交換することはできません。

この相互運用性に関する課題の解決を目指しているのが、仮想通貨コスモス(ATOM)です。

仮想通貨「ATOM」とは

異なるブロックチェーンが接続されるコスモスネットワークでは、ビットコインやイーサリアムなど複数の仮想通貨が利用されることになりますが、コスモスハブのネイティブ通貨は「ATOM」です。

  • 運営団体:All in Bits Inc(All in Bits社)
  • 発行上限枚数:上限なし
  • コンセンサスアルゴリズム:DPoS(Delegated Proof of Stake)
  • 時価総額(2024年11月13日時点):約20億ドル(約3,106億円)
  • 時価総額ランキング(2024年11月13日時点):60位

コスモスネットワークではATOMを以下の3つに使用します。

手数料の支払い

手数料の支払いでの使用は、イーサリアムの「ガス代」と同じです。コスモスハブは、容易に迷惑行為を行えようにするためにトランザクションに必要な手数料を支払う仕組みを導入しており、その支払いをATOMで行ってもらうようにしています。

ステーキング

「ステーキング」は、ブロック承認の報酬を得るためにATOMを保有する行為を指します。コスモスハブが採用するコンセンサスの仕組みは「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」です。

ブロックの承認を他の人に委任する(=Delegate)こともできるため「デリゲーテッド・プルーフ・オブ・ステーク(DPoS)」と説明されている資料もありますが、公式ウェブサイトではPoSと表記しています。

ブロック承認を行う「バリデータ」がステーク(保有)するATOMが多いほど、ネットワークを攻撃しにくくなり、セキュリティが高まることを意味します。

ガバナンス

コスモスハブの運営(=ガバナンス)に関して投票を行うためにも、ATOMを保有する必要があります。各種提案に対して発言権を持つために、ユーザーがATOMを保有する仕組みが導入されているのです。

バリデータがブロック承認を行う権利を付与してもらうことができるか、またガバナンス投票で大きな影響力を持てるかは、ステークするATOMの数量によって決まります。この数量は、本人がステークする分と、他の保有者から委任された分の合計によって算出されます。

コスモス(ATOM)への投資に

仮想通貨コスモス(ATOM)のステーキングとは

コスモス(ATOM)は売買だけでなく、DeFi上での運用(ステーキング)も行えます。

過去にコスモス(ATOM)をステーキングしていたことで、エアドロップが受け取ることができたこともありますので、運用する以上の投資効果が見込まれる可能性があります。

ここでは、実際にバリデーターへステーキングする方法に加え、おすすめのバリデーターの選び方も解説します。

仮想通貨ウォレットの準備

仮想通貨ウォレットと言えばMetaMaskが人気ですが、Cosmosチェーンの仮想通貨は専用ウォレットが必要です。ここでは、Keplr Walletを例に解説します。

Keplr Walletの公式サイトにアクセスして、ブラウザの拡張をダウンロードし、ウォレットを作成しましょう。

Cosmosチェーンで使用できるウォレットは、Keplr Walletの他にLeap Walletがあります。

Keplr WalletはシンプルなUIが特徴。その使いやすさが特徴です。

多機能性を求める場合は、Leap Walletがおすすめ。入出金を始め、スワップ、ブリッジ、ステーキングなどの項目をワンビュー表示で確認できるのが魅力です。

両者の違いをまとめると以下のようになります。

名称特徴URL
Keplr Walletシンプルさが魅力のウォレット。Cosmosチェーンの仮想通貨のスワップステーキングが可能。https://www.keplr.app/
Leap Wallet多機能さが魅力のウォレット。スワップ、ステーキングの他、ブリッジやIBC転送、エアドロップ確認機能などもある。https://www.leapwallet.io/

バリデーターを選択

ここでは、実際にコスモス(ATOM)のステーキングのやりかたを解説していきます。

まず、拡張機能のKeplr Walletを選択し、「Manage Portfolio in Keplr Dashboard」を選択します。そうすると、Keplr Dashboardの画面に移りますので、「Cosmos Hub」を選択します。

keplr-staking1-20241113

次にステーキングをするバリデーターを選択します。「Search for validator」などから選定します。バリデーターを選択すると、「Stake」を選択し、ステーキングするATOMの量を選びし、再度「Stake」を押すことで完了します。

keplr-staking2-20241113

ここで注意が必要なのが、ステーキングを解除するときです。ステーキングを解除すると、仮想通貨は21日間ロックされた後のウォレットに戻ります。ステーキングを解除したとしてもすぐに手元に帰ってこないことを留意しておきましょう。

バリデーターの選び方

バリデータを選ぶポイントは、下記の通り。

  • APY(Annual Percentage Yield:年間利回り)
  • ステーキング枚数
  • コミッション(手数料率)

初心者の方はステーキング枚数が多くて、コミッション率5%のバリデータを選ぶのがおすすめ。仮想通貨取引所などを指すCEX(中央集権型取引所)はコミッション率が高いので選ばないようにしましょう。

また、上位20位までバリデーターにステーキングすることを避け、分散してステーキングを行っていく方がよいです。

出典:COMOSPUG

2022年10月、NOMICというプロジェクトが、ATOMを上位20位以内のバリデーターへステーキングしている場合は、エアドロップ対象外とする条件をアナウンスしました。分散投資の意味合いも兼ねて、上位20位以外のバリデーターへもステーキングしていくことをおすすめします。

コスモス(ATOM)のおすすめ取引所

おすすめ取引所3社のメリット・デメリット、ATOMの取引方法、ステーキング報酬率、各種手数料などを比較します。

おすすめ
取引所
メリット デメリット 現物取引 レバレッジ取引 ATOMステーキング
報酬率
取引所手数料
(BTC参考)
出庫手数料 備考
1
仮想通貨取引所 SBI VCトレード
SBI VCトレード
ステーキング途中でも
売却・出金できる
ATOM取引所に未対応 販売所 ATOMは未対応 年率16.5%
手数料差し引き後12.4%*
Maker:-0.01%
Taker:0.05%
無料 *ステーキング報酬率は24年10月実績
2
仮想通貨取引所 GMOコイン
GMOコイン
ATOMの出庫が無料
数秒〜対応
取引所・レバレッジ取引で
ATOM未対応
現物(販売所) 暗号資産FX 年率6.5%〜7.2% Maker:-0.01%
Taker:0.05%
無料
3
仮想通貨取引所 BitTrade
BitTrade
積立・貸暗号資産を提供 ATOM取引所に
未対応
販売所 ATOMは未対応 無料(スプレッド) ATOM 0.005

暗号資産コスモス(ATOM)の購入方法・買い方

現在、日本でコスモス(ATOM)が取引できる暗号資産取引所はいくつかあります。今回は利用者数が多く知名度も高い、代表的な取引所を全部で3つ紹介します。

大手上場企業SBIグループ傘下の「SBI VCトレード」
東証プライム市場に上場しているSBIホールディングス傘下のSBI証券は、国内最大手のネット証券として知られる。SBIVCトレードは金融ノウハウを生かし、安心して取引できる取引所として評価されており、手数料の低さなどで個人投資家から支持を受ける。
最高水準のセキュリティによる取引環境を提供
ATOMの出庫手数料無料
貸暗号資産、ステーキングなど投資サービスが充実
SBI VCトレードの主なスペック
取扱い通貨 24種類
取引方法 販売所・取引所・レバレッジ
最低取引単位 販売所:0.01 ATOM
投資サービス 貸暗号資産/積立/ステーキング
各種手数料 出庫手数料無料。取引所にて、市場形成に寄与する注文方法(メイカー取引)に対して、手数料分を収益として得られる「マイナス手数料」を採用
アプリの使い勝手 現物/レバレッジ取引がスムーズにできる
ATOMの出庫手数料無料「GMOコイン」
GMOコイン株式会社が運営。GMOインターネットグループで培われたIT関連事業および金融事業における知見と豊富な金融実績を活かし、堅牢なセキュリティと管理体制のもと、暗号資産と外国為替FXのハイブリッド投資ができる環境を提供。
シンプルな取引画面、かんたん操作でビットコイン購入可能
レバレッジ取引や外国為替FXなど、トレード機能も充実
ソラナやコスモスなど、注目度の高い銘柄を取り使う
GMOコインの主なスペック
取扱い通貨 26種類
取引方法 販売所・取引所・レバレッジ・外国為替FX
最低取引単位 0.01 ATOM
投資サービス 積み立て/貸仮想通貨/ステーキング
各種手数料 取引所はマイナス手数料採用。即時入金の手数料、日本円の出金手数料、出庫手数料¥0
BTC/JPYの取引手数料無料「BitTrade」
ブロックチェーン技術とセキュリティーシステムの強みを活かし、様々な事業者に向けて技術提供を支援。暗号資産投資を2円*から始められる。(※取引所)。サービス開始以来ハッキング0件。システム監視を24時間365日実施。
シンプルな取引画面、かんたん操作で暗号資産を購入可能
貸して増やす・貸暗号資産を適時募集
BTC/JPYレバレッジ取引も可
BitTradeの主なスペック
取扱い通貨 42種類
取引方法 販売所・取引所・レバレッジ
最低取引単位 販売所:0.1 ATOM
投資サービス 積立/貸仮想通貨
各種手数料 BTC/JPYなど
取引所取引手数料が無料

仮想通貨コスモス(ATOM)の買い方

本項では、実際にコスモス(ATOM)を購入する方法を説明します。

口座開設

まずは購入の前に、交換業者への登録手続きを行なって口座を開設することが必要です。口座開設は主に以下のステップで進んでいきます。

  1. メールアドレスを入力して登録用のURLを受信
  2. 必要事項を入力
  3. 本人確認書類を提出

まずは、自身が使用するメールアドレスを交換業者の専用ページに入力します。その後は入力したメールアドレス宛に登録用のURLが届くので専用のページを開き、多くの場合ここでパスワードの設定を行います。

次は氏名や住所、投資目的などの情報を入力。口座開設には本人確認が必要なため、必要書類をアップロードしたり、郵送したりする手続きが必要です。その後に審査が行われ、通過すればソラナを購入できるようになります。

日本円の入金

口座開設が完了したら、次にコスモス(ATOM)を購入するために円の入金を行います。円の入金方法は、対応している銀行などが交換業者によって異なるので、必要に応じて事前に確認しておくことをお勧めします。

入金では、主に以下のような方法で最初に円を交換業者の口座に預け入れます。

  • 銀行振込
  • インターネットバンキングから入金
  • コンビニから入金

入金後、自身の口座に円の残高が反映したら、その資金を使ってコスモス(ATOM)の購入が可能。取引所か販売所を選んで、必要事項を入力して購入手続きを行います。

コスモス(ATOM)の購入

「販売所」では、同社が設定した価格でコスモス(ATOM)の売買が行えます。購入は提示された買取価格で、売却は売り価格で行われ、操作が直感的で初心者にも理解しやすいです。しかし、購入価格と売却価格の間にスプレッド(価格差)があるため、短期トレードには不向きです。

販売所の利用画面

ログイン後の画面では、購入を希望する通貨を選択すると、その通貨のチャートが表示されます。表示されたチャート画面の右下にある「買う」ボタンをタップすることで、購入画面へ移動できます。購入画面では、「今すぐ注文」および「価格指定注文」という2種類の注文方法から選択可能です。

「今すぐ注文」を選ぶと、同社が設定する現在の価格でビットコインを売買することができます。この方法では、購入は提示された買取価格で、売却は売り価格で実施され、直観的な操作性により初心者でも容易に理解し使用できます。

一方、「価格指定注文」では、ユーザーが希望する価格に到達した際に自動的に売買が実行される予約注文を設定できます。このオプションは、チャート画面の青枠で囲まれたタブをタップすることで選択でき、「このレートになったら」または「数量」の項目をタップして、希望する価格や数量を指定することが可能です。

コスモスの技術的特徴

異なるブロックチェーン間の相互運用性を実現するコスモスは、独立したそれぞれのブロックチェーンが、他のブロックチェーンとデータをやりとりしたり、仮想通貨を送金したりできるように取り組んでいます。

開発を主導しているのは「All in Bits Inc(通称:All in Bits社)」です。同社のジェ・クォン(Jae Kwon)共同創設者は2016年、コスモスのネットワークの特徴について、以下のように説明しました。

例えば、スマートコントラクト機能を持つイーサリアムのブロックチェーンと、匿名性の高い仮想通貨Zcash(ZEC)のブロックチェーンをコスモスにつないだとしましょう。

そうすれば、Zcashのブロックチェーンを介すことで、イーサリアムネットワーク上の仮想通貨を送金する際に、匿名性を高めることができます。

コスモスが目指しているのは「Internet of Blockchains(ブロックチェーンのインターネット)」の構築です。異なるブロックチェーンが、分散型の仕組みでお互いに通信できるネットワークを「ブロックチェーンのインターネット」と表現しています。

コスモスのネットワークでは、コスモス本体のブロックチェーンのことを「Cosmos Hub(コスモスハブ)」と呼んでいます。また、コスモスハブはコードネームを用いて「Gaia(ガイア)」と呼ばれることもありますが、本記事ではコスモスハブで統一します。

そして、各ブロックチェーンが集まるネットワークを「Cosmos network(コスモスネットワーク)」と呼び、コスモスハブで利用される仮想通貨を「ATOM」と称しています。

構造

異なるブロックチェーンの相互運用を実現するコスモスネットワークは、小さい単位で見ると以下のような構造になっています。異なるブロックチェーンをまとめ、中心的な役割を果たすブロックチェーンを「Hub」。そこに接続される、各目的に特化したそれぞれのブロックチェーンが「Zone」です。

出典:コスモス

コスモスネットワークでは「Inter-Blockchain Communication protocol(IBC)」という規格で通信が行われています。IBCはIT用語で「プロトコル」と呼ばれ、一般的にプロトコルは「規格」や「手順」という意味で使われます。

IBCという通信の規格を定めることでルールを統一し、コスモスネットワークでは、異なるブロックチェーンで仮想通貨を送信しあったりすることができるようになっています。

なお、コスモスネットワークの正確な定義は、「コスモスハブに接続されたネットワーク」ではなく、「IBCに対応したブロックチェーンの集合体」です。

次に、コスモスネットワークをもう少し大きく見てみましょう。

出典:コスモス

上記の画像を見ていただくと分かるように、コスモスネットワークでは、Hubは1つではありません。IBCの中継点でもあるHubを複数含むことができます。例として、左の「Hub1」にはビットコインやイーサリアムのブロックチェーンも接続されています。

ATOM送金の流れ

本項目の最後に、IBCが異なるブロックチェーン間で仮想通貨の送金をどのように実行するのかをおおまかに見ておきましょう。

今回はブロックチェーンA(以下、A)にあるアカウントが所有する10枚のATOMを、ブロックチェーンB(以下、B)に送金すると仮定します。

1. まず、AにあるATOMを実際に送金するのではなく、処理として最初にAで10ATOMをロックして使えないようにします。コスモスのプロジェクトでは、この行為を「Bonding」と呼びます。

出典:コスモス

2. 次に、Aで10ATOMがロックされていることの証明をBに送ります。

出典:コスモス

3. その証明がBで確認・承認されれば、10ATOM分の証票を意味する「Voucher」がBで発行されます。BではそのVoucherを「10ATOM」として使用します。

出典:コスモス

もちろん、Voucherは本物のATOMではありません。AのATOMのロックを解除する際も、同様の流れになります。

開発ツール

コスモスネットワークに接続するためのブロックチェーンを効率的に作るために、オープンソースのツールが用意されています。IBCもツールの1つに含まれますが、それ以外に開発キットの「Cosmos SDK」等があります。

もちろん最初からツールを使って開発を行えば、コスモスネットワーク向けのブロックチェーンを効率的に作ることが可能です。Cosmos SDKを使えば、イーサリアムと完全な互換性を持つコスモス向けのブロックチェーン「Ethermint」を作ることもできます。

しかし、もっと早くに誕生したビットコインやイーサリアムのブロックチェーンは当然、コスモスネットワーク用のツールで作られていません。

そういった場合には、2つのブロックチェーンをつなぐ「Peg-Zone」というブロックチェーンを利用します。コスモスネットワークはPeg-Zoneを用いることで、あらゆるブロックチェーンを接続できる仕組みになっています。

出典:コスモス

このように、仮想通貨の名称として使われる「コスモス」という言葉は、様々な部分に使われています。一概にコスモスとだけ言っても、何を指しているのかが伝わらない場合もあります。

一般的には、上述した「コスモスハブ」、「コスモスネットワーク」、「ATOM」、「Cosmos SDK」をまとめた総称が「コスモス」だとされています。

暗号資産コスモスの将来性

最後に、現時点で発表されている情報などをもとに、暗号資産コスモス(ATOM)の将来性について考察します。

Cosmos SDKを用いたDAppsの増加

前述のCosmos SDKでは、DApps(分散型アプリ)を作ることができます。すでにいくつかのDAppsが稼働していますが、DSppsの数が増えればATOMの値上がりもさらに期待できるでしょう。その場合、同じくブロックチェーン上でDAppsが作れるイーサリアムなどがライバルとなるでしょう。

成長しているDeFiプロジェクト

DeFiとは、ブロックチェーン・スマートコントラクトをベースにした分散型金融サービスです。銀行や証券会社と云った中央集権的な管理者が存在せず、ユーザー同士が直接お金の貸し借りを行います。管理者が存在しないため、手数料や承認のラグが大幅に削減できるという特徴があります。改ざんや障害はブロックチェーンを活用して防ぎます。

コスモスのブロックチェーン上で稼働するDeFiにはCronosやKavaがあります。

CronosはCosmos SDKで作られており、イーサリアムのブロックチェーンと互換性を持っています。Kavaはユーザー同士でお金を貸し借りできる「レンディングプラットフォーム」で、Cosmos初の分散型金融サービスです。

その他にも様々なプロジェクトが、分散型取引所(DEX)やゲーム、音楽などのサービスを開発。特にDEXに関しては、「Gravity DEX」という、IBCを活用した規格が用意されています。

Gravity DEXは本格運用に向けて開発の途上ですが、手数料の高騰や流動性の枯渇といった従来のDEXが抱える課題を解決できると期待が高まっています

大企業との提携情報

Cronosには、ゲーム開発企業であるUbisoftがバリデーター(承認者)として参加しています。「アサシンクリード」や「レイマン」で知られるフランスのゲーム開発企業で、今後も成長が見込めます。

また、2020年にトヨタとの提携を発表しています。

具体的な内容としては、中古販売に関するデータ連携にブロックチェーン技術を活用しようとしており、そのブロックチェーンにコスモスの技術を利用したといったものです。

Cosmos SDKがより普及していけば、企業のブロックチェーン関連の開発が容易になるため、今後の大企業との提携が見込めるかもしれません。

コスモス(ATOM)への投資に

仮想通貨コスモス(ATOM)の将来性

現時点で発表されている情報などをもとに、暗号資産コスモス(ATOM)の将来性について考察します。

Cosmos SDKを用いたDAppsの増加

前述のCosmos SDKでは、DApps(分散型アプリ)を作ることができます。すでにいくつかのDAppsが稼働していますが、DSppsの数が増えればATOMの値上がりもさらに期待できるでしょう。その場合、同じくブロックチェーン上でDAppsが作れるイーサリアムなどがライバルとなるでしょう。

成長しているDeFiプロジェクト

DeFiとは、ブロックチェーン・スマートコントラクトをベースにした分散型金融サービスです。銀行や証券会社と云った中央集権的な管理者が存在せず、ユーザー同士が直接お金の貸し借りを行います。管理者が存在しないため、手数料や承認のラグが大幅に削減できるという特徴があります。改ざんや障害はブロックチェーンを活用して防ぎます。

コスモスのブロックチェーン上で稼働するDeFiにはCronosやKavaがあります。

CronosはCosmos SDKで作られており、イーサリアムのブロックチェーンと互換性を持っています。Kavaはユーザー同士でお金を貸し借りできる「レンディングプラットフォーム」で、Cosmos初の分散型金融サービスです。

その他にも様々なプロジェクトが、分散型取引所(DEX)やゲーム、音楽などのサービスを開発。特にDEXに関しては、「Gravity DEX」という、IBCを活用した規格が用意されています。

Gravity DEXは本格運用に向けて開発の途上ですが、手数料の高騰や流動性の枯渇といった従来のDEXが抱える課題を解決できると期待が高まっています

大企業との提携情報

Cronosには、ゲーム開発企業であるUbisoftがバリデーター(承認者)として参加しています。「アサシンクリード」や「レイマン」で知られるフランスのゲーム開発企業で、今後も成長が見込めます。

また、2020年にトヨタとの提携を発表しています。

具体的な内容としては、中古販売に関するデータ連携にブロックチェーン技術を活用しようとしており、そのブロックチェーンにコスモスの技術を利用したといったものです。

Cosmos SDKがより普及していけば、企業のブロックチェーン関連の開発が容易になるため、今後の大企業との提携が見込めるかもしれません。

コスモス(ATOM)への投資に

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