米Bitwise、NFTのインデックス型投資信託を販売

米初のNFTインデックスファンド

米暗号資産(仮想通貨)投資企業Bitwiseは16日、適格投資家向けの商品を拡充し、NFT(非代替性トークン)のインデックス型投資信託を販売することを発表した。

この投資信託「Bitwise Blue-Chip NFT Index Fund」は、10の最大のNFTコレクションのパフォーマンスをトラッキング。指数に含まれるのは、CryptoPunks、Bored Ape Yacht Club、Mutant Ape Yacht Club、Autoglyphs、Fidenza、VeeFriends、CyberKongz Genesis、Cool Cats、Meebits、Chromie Squiggleの10コレクションだ。これらのコレクションの選定についてはフロアプライス(底値)による時価総額で決めて四半期ごとにリバランスする。

出典:Bitwise(指数比重)

運用方法については、Bitwiseは上記のコレクションのNFTを購入し保管する。また、この投資信託は「アート」と「コレクタブルズ」に特化したものであるため、バーチャル土地やゲームアイテムといったNFTは対象外になる。

NFT投資信託の販売は適格投資家に限られており、最低投資額は280万円。現時点では私募段階で、今後SECの認定を受けた後は主要OTC取引所のOTCQXを通じたセカンダリー市場での取引も予定しているという。

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Bitwiseはさまざまな仮想通貨銘柄の投資信託を提供している。主要銘柄のインデックス型『Bitwise 10 Crypto Index Fund』とDeFi系インデックス型『Bitwise DeFi Crypto Fund』だけでなく、UNI・AAVE・ポリゴン(MATIC)・COMPといったDeFi関連の個別銘柄ファンドも運用している。同社の資産運用額は約2,000億円に及ぶ。

投資信託とは

投資信託とは、投資企業が多くの投資家から集めた資金を一つにまとめて、国内外の株式や債券などに分散投資を行い、その運用成果を投資家に分配する1つの金融商品。

グレースケールでは、私募という「資金調達」のプロセスは適格投資家に限定されており、発行された投資信託の株式(GBTC等)は二次市場(OTCマーケット)で全てのトレーダーに取引されている。

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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