はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

老舗オークションハウス「サザビーズ」、2021年にNFTで100億円以上を売り上げる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NFTの年間販売額が1億ドルに到達

老舗オークションハウスのサザビーズは、2021年のNFT(非代替性トークン)の累計販売額が1億ドル(約114億円)に達したと報告した。仮想通貨メディアThe Blockなどが報じた。

サザビーズが初めてNFTの販売を行ったのは21年4月のこと。デジタルアーティストPakのNFTを扱った。この際、3,000人の購入者から計1,680万ドル(約19億円)を売り上げている。

それ以降、サザビーズは次々とNFTのオークションを行ってきた。6月には、インターネットの基礎である「World Wide Web(WWW)」のソースコード原本をNFT化して530万ドル(約6億円)で売却した。

関連老舗オークションハウスのサザビーズ、「インターネットの起源」をNFT化して競売へ

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

「CryptoPunks」の希少な作品1点も1,180万ドル(約13億円)相当で売却している。9月には、「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」 のNFT作品合計101点が、約26億円の落札額を記録した。

関連人気NFT「Bored Ape」、サザビーズの競売で26億円で落札

サザビーズによると、NFT入札者の4分の3以上(78%)がサザビーズの競売に初めて参加した者であり、半数以上が40歳以下だったという。

2021年には、まだ20件のオークション開催が予定されているが、それを除くと、サザビーズは2021年のオークションで総額60億ドル(2020年比71%増)の収益を上げており、その他の収益とあわせて、年初来の売上総計は73億ドル(約8,330億円)に達した。

サザビーズ・メタバースの創立

サザビーズは、ブロックチェーンを土台とする暗号資産(仮想通貨)に先進的な老舗の美術関係組織の1つだ。10月には「Sotheby’s Metaverse(サザビーズ・メタバース)」と呼ばれる、独自のNFTプラットフォームを立ち上げ反響を呼んだ。

関連老舗オークションハウス「サザビーズ」、独自のNFTプラットフォームをローンチ

サザビーズ・アジアで、現代美術オークション責任者を務めるマックス・ムーア氏は、旧フェイスブックの参画で世界中の関心を集めるメタバース(仮想空間)について次のように語った。

サザビーズがこれまで、宝石、時計、ワイン、家具、デザインなどを扱ってきたのと同じように、今後はNFTの美術品だけでなく、音楽、エンターテインメント、スポーツなど、様々な分野のデジタル資産も扱うようになるだろう。サザビーズ・メタバースは、あらゆる種類の商品を揃えるワンストップ・ショップになるはずだ。

サザビーズは、米国のデンバー現代美術館が提供した、NFTについての教育シリーズの主要スポンサーも務めている。

この講義はYouTube上で無料公開されており、NFTの歴史や、それが芸術作品の生産や、所有、収集、鑑賞者との関係性の面で、どのように既存のシステムを変革する可能性があるかなどについて学べるものだ。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/12 金曜日
16:19
ソラナ公式が「XRP登場」を発表 wXRPが同日ローンチ
ソラナ公式が12日、XRP統合を発表。ヘックス・トラストもwXRPのソラナローンチを同日発表し、1億ドル超のTVLを確保。レイヤーゼロ技術を活用したクロスチェーン機能で、ソラナDeFiでのXRP利用が実現へ。
15:10
Animoca Brands Japan、ビットコイン分散型金融「Solv Protocol」とMOU締結
アニモカジャパンはSolv ProtocolとMOUを締結し、企業のビットコイン保有・運用を支援するDAT領域で協力を拡大。BTCFi活用による財務戦略の高度化を目指す。
14:57
米CFTC、ポリマーケットなど4社にデータ規制で柔軟対応
米CFTCが予測市場運営4社にノーアクションレターを発行し、特定の記録保管要件を免除。業界全体の取引高は2025年1-10月で279億ドル(約4兆2000億円)に達し、急成長が続いている。
13:55
コインベース、予測市場とトークン化株式ローンチ予定=ブルームバーグ
米最大手仮想通貨取引所コインベースが12月17日に予測市場とトークン化株式を発表予定。ジェミニのCFTCライセンス取得やDTCCのトークン化承認など、業界の競争激化と規制進展が加速している。
13:20
テラフォームラボのド・クォン創業者に懲役15年の判決 ステーブルコインUST崩壊背景に
テラフォームラボのド・クォン創業者に米国地裁で懲役15年の判決。2022年のアルゴリズム型ステーブルコインUST崩壊により数兆円の被害をもたらしていた。
13:10
YouTube、クリエイター報酬でペイパルのステーブルコイン支払いに対応
フォーチューン誌によると、ユーチューブが動画プラットフォームのクリエイターに対し、ペイパルのステーブルコインPYUSDでの報酬受け取りを選択できるようにした。現在は米国ユーザーのみに適用される。
11:53
ビットコイン9万ドル割れから反発、売り圧力後退も流入資金は半減
12日の暗号資産市場でビットコイン(BTC)はFOMC後に一時9万ドルを割り込んだが米国時間にかけて反発した。ただアナリストは売り圧力減少による反発と指摘し、ステーブルコイン流入が8月比50%減の760億ドルまで縮小した。新たな流動性回復まで上昇は限定的で、週足9万3000ドル確保が強気継続の条件に。
11:35
コインベース、ソラナ系トークンの直接取引を開始 上場審査不要で即時売買
米仮想通貨取引所大手コインベースが、アプリ内でソラナ系トークンをDEX経由で直接取引できる新機能を発表。従来の上場審査なしで数百万種類のトークンに即座にアクセス可能。1.2億ユーザーに順次展開予定。
11:04
国税庁が調査結果を発表、暗号資産取引の追徴税額46億円に
国税庁が令和6事務年度の調査結果を公表。暗号資産取引に対する追徴税額は46億円で前年比31%増、1件当たり745万円と全体平均の2.5倍に。政府は分離課税導入に向け調整を進めている。
10:02
米上院銀行委員会長、仮想通貨「クラリティ法案」で銀行幹部らと協議
米上院銀行委員長がビットコインなど仮想通貨の市場構造を定める法案で銀行業界と協議し、進展があったと報告した。ステーブルコイン利回りやDeFiが法案の争点となっている。
09:49
米CFTC、仮想通貨取引の引き渡し規則を撤廃 規制緩和へ
米CFTCが仮想通貨の「現物引き渡し」に関する2020年ガイダンスを撤回。ファム委員長代行は「時代遅れで過度に複雑」と指摘し、規制簡素化へ。12月には現物取引承認やパイロットプログラム開始など、トランプ政権下で仮想通貨規制の整備が加速。
09:35
コインベース、ラップドトークン向けにチェーンリンクのクロスチェーン技術を採用
仮想通貨取引所コインベースはチェーンリンクのクロスチェーン技術を採用。ビットコインのcbBTCやイーサリアムのcbETHなどラップドトークンの送金に活用する。
09:25
米決済機関DTCCがトークン化サービス開始へ、SECから許可
米預託信託決済機構DTCCの子会社DTCがSECから無措置書簡を取得し、DTC管理下の実世界資産をトークン化する新サービスの提供が承認された。2026年後半にサービス展開を開始する予定だ。
08:20
ビットコイン、年末サンタ・ラリーの可能性低下 FRB利下げ後=アナリスト分析
FRBが25ベーシスポイントの利下げを実施した後、ビットコインが約9万ドルまで下落した。アナリストは年末のサンタ・ラリーが起こりにくいと分析しており、強気の確信は2026年初頭に先送りされている。
07:35
ステート・ストリートとギャラクシー、トークン化キャッシュ運用ファンドをローンチへ
ステート・ストリートとギャラクシーは、トークン化したキャッシュ運用ファンドのローンチ計画を発表。まずは仮想通貨ソラナのブロックチェーンに対応し、将来的にはステラやイーサリアムなどにも拡大するとした。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧