テゾスのブロックチェーンに対応
NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスのRaribleは15日、暗号資産(仮想通貨)テゾス(XTZ)のブロックチェーンに対応したことを発表した。
これでユーザーはRaribleで、テゾスブロックチェーンを使用してNFTを発行・取引できるようになる。Raribleが対応するブロックチェーンは、イーサリアム(ETH)とFlow(FLOW)に続きテゾスで3つ目。今回の発表では、現在すでに他のブロックチェーンへの対応も進めていると説明した。
Tezos blockchain is now live on https://t.co/BplWYgszwb 🥳
— Rarible (@rarible) December 15, 2021
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Raribleは容易にNFTが発行できることが特徴の人気が高いプラットフォーム。公式ウェブサイトによると、ユーザー数は160万で、これまで40万超のNFTが発行されているという。
テゾスのブロックチェーンはコンセンサスアルゴリズムに「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」を採用しており、「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」のブロックチェーンよりも環境への影響が小さいとされる。
今月には、エネルギー効率が良いという理由で、大手ゲーム企業のユービーアイソフト(Ubisoft)が、NFTプラットフォームの基盤にテゾスのブロックチェーンを選んだことを発表した。
プルーフ・オブ・ステークとは
保有(ステーク)する仮想通貨の割合に応じて、ブロックを新たに承認・生成する権利が得られるコンセンサスアルゴリズムのこと。取引の承認に高性能なコンピューターが必要で大量の電力消費を伴うプルーフ・オブ・ワークに比べ、環境への影響が少ないとされる。
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今後の予定
今回Raribleにテゾスブロックチェーンを統合したことで、まずはNFTの発行と取引が行えるようになっている。近いうちに統合の第二段階として、テゾス上で発行されたNFTに、ロイヤルティを付与する機能を追加する予定だという。
また、ユービーアイソフトのNFTについて、Raribleが次回の販売をサポートすることも説明。さらに「Blazing Futures」というテゾスコミュニティ限定のNFTをローンチしたことも発表した。これは、アート、社会、仮想通貨の未来がテーマになっており、テゾス上の著名なクリエイター10名がそれぞれ作成したNFTである。
Raribleが今後新たに対応するブロックチェーンについては、同社のAlexei Falin最高経営責任者(CEO)が『Cointelegraph』に対し、ソラナ(SOL)とポリゴン(MATIC)を統合する予定があると明かしたという。
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