EC大手Shopify、NFT電子市場をローンチ
ShopifyのNFTベータプログラム
カナダを拠点にするeコマース最大手Shopifyは独自のNFT電子市場をローンチしたことがわかった。
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NFT電子市場は、Shopifyの新規事業である「Shopify’s NFT Beta Program」にあるもので、顧客がそれぞれの企業から各ブランドのNFTを購入できるよう、Shopifyに加盟している企業が独自のNFTを発行し直販することを可能にする新機能だ。
企業側がShopifyが提供する大企業や取引量の多いストア向けのサービスプラン「Shopify Plus」に入っていれば、NFT販売の際はクレジットカードのほか、仮想通貨決済も受け付けることができる。
また、利用できる仮想通貨決済プロセッターは、コインベースコマース、BitPay、そしてCoinPayments.netの3つで、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を含む300以上の銘柄やステーブルコインも利用対象となっている。
ShopifyはNFTを説明する特設ページを設けており、OpenSeaやRaribleといったサードパーティ電子市場についても紹介。独自の電子市場をローンチした理由については、各ブランドが独自のサイトでNFTを発行するコストやコンプライアンスコストが高く、サードパーティ電子市場での販売では顧客管理やブランディングのコントロールが難しいため、Shopifyが一元化したサービスを提供することによって様々なコストやハードルを解消できると説明した。
Shopifyとは
「アマゾンキラー」とも呼ばれ、eコマース市場が変革する中で注目されている企業。eコマースサイトの開発・運営を支援するプラットフォームを提供している。
楽天と提携しており、フェイスブック主導のステーブルコイン「Diem」の運営組織に参加していることでも知られる。
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