SBI、国内初の個人向け仮想通貨ファンドを設立へ

ビットコイン、XRPなど7銘柄に投資するファンド

SBIホールディングス株式会社は、ビットコイン(BTC)やXRP(リップル)など暗号資産(仮想通貨)主要7銘柄に投資するファンドを立ち上げることがわかった。日本経済新聞が16日に報じた。

17日からSBI系の営業店舗において、主に富裕層の個人投資家を対象に500万円から募集。同ファンドは匿名組合形式で運用期間は1年間、上限は設けず最低100億円超の運用を目指すという。販売手数料は3.3%、管理報酬は年0.66%に設定する。

匿名組合とは

匿名組合とは、商法第535条に定めがある、「当事者の一方が相手方の営業のために出資をし、その営業から生ずる利益を分配することを約することによって、その効力を生ずる」組合形態であり、事業型ファンドのほとんどは匿名組合形式により組成される。(行政書士トーラス法律総合事務所参照)

▶️仮想通貨用語集

同ファンドは1銘柄あたり20%を上限に投資を配分、市況に応じて3カ月かけて仮想通貨を買い付け、償還も残り3カ月に分散して行うことでリスクを抑えるという。

同社は、2020年の6月に仮想通貨ファンド設立の計画を初めて発表した。

また、今年9月にはブルームバーグが、同社が仮想通貨ファンドを年内にローンチ予定であると報じていた。SBI傘下のモーニングスター代表取締役社長 朝倉智也氏がブルームバーグに話した内容によると、ファンドはビットコイン、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、XRP、ビットコインキャッシュ(BCH)などを対象とすることを計画していた。

また、仮に一つ目のファンドが成功すれば、2つ目のファンドを立ち上げる可能性もあるとも述べていた。

関連:SBI、年内に仮想通貨ファンドをローンチか

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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