はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米コインベース、SBI出資の仮想通貨ウォレット企業を買収へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「BRD」を買収へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは、仮想通貨のウォレットサービスを提供する「BRD」を買収することが分かった。

BRDのメンバーがコインベースでサービスの開発・運営を行うようになること以外、現時点で大きな変更はない。ユーザーはこれまで通りウォレットを使用することが可能だ。BRDは今後はコインベースで、分散型システムのメリットを世界のより多くの人々が享受できるように取り組むという。

なお、買収額など契約の詳細は明らかにされていない。

関連仮想通貨取引所コインベースとは|投資家向け情報と注目ポイント

公式ウェブサイトによると、BRDのウォレットは170超の国で使用が可能。14種類の言語に対応しており、最初にウォレットアプリをローンチした2014年以降、ユーザーの数は1,000万超まで増加したという。現在提供しているウォレットは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、XRP(リップル)、柴犬コイン(SHIB)など70超の銘柄に対応している。

BRDは仮想通貨がメインストリートで普及するように取り組んでおり、「分散型」、「セキュリティ」、「ユーザーによる資産管理」をキーワードにして事業を行ってきた。コインベースに買収された後も、この姿勢は変わらないとしている。また、同社は以前米リップル社やSBIホールディングスの出資を受けていた。

今後については、既存のセルフカストディ型のウォレットはこれからも使用できるが、コインベースウォレットを使ってユーザーが資産を管理する形式に切り替えることもできるようにするという。切り替える場合は特典があるようだが、詳細は2022年に発表するとした。

セルフカストディ型のウォレットとは

取引所などではなく、自分で秘密鍵を管理して資産を保有するために使用するウォレットのこと。「自己ホスト型」や「自己管理型」などと呼ばれることもある。コインベースウォレットに加え、メタマスクなどもセルフカストディ型のウォレット。(参考:コインベース

▶️仮想通貨用語集

コインベースウォレットは公式ツイッターアカウントで、BRDのメンバーが加わることを歓迎。「BRDは、Web3.0(分散型ウェブ)の普及を加速するために我々のチームに加わってくれる。より多くの人々が安全に、仮想通貨の分散型の世界へアクセスできるようになるだろう」とコメントした。

関連「MetaMask(メタマスク)」とは|月間2000万人超が利用の仮想通貨ウォレット

コインベースの動向

米コインベースは最近、提携も進めている。

今月には、世界最高峰のeスポーツチームの1つである「Team Liquid」と4年間のパートナーシップを締結したことを発表。イベントでのコラボなどを通じて、仮想通貨に関する啓蒙活動を行なっていくという。

関連米コインベース、世界最大級のeスポーツチーム「Team Liquid」と提携

また本日は、大手スポーツ・ファッションブランドのadidas Originalsが、コインベースとの提携を発表。具体的な提携内容は明かされていないが、adidas OriginalsがコインベースのNFT(非代替性トークン)マーケットプレイスで、独自のNFTコレクションを販売する可能性があると推測されている。

関連adidas Originals、米コインベースと提携

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/20 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、投資会社創設者によるETH1万ドル到達予測やXRPの最高値更新など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1800万円目前で揉み合い、米規制緩和進展が下値支え|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1800万円を窺う展開。史上最高値更新後の高値揉み合いが続く中、米下院でのジーニアス法案可決など規制緩和の進展が相場を支援。トランプ政権の仮想通貨政策レポート公表を22日に控え、戦略的ビットコイン備蓄の具体策にも注目。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ大統領による米初の仮想通貨包括規制法署名に高い関心
今週は、ビットコインの価格予想、古参ビットコイン大口保有者の動向、トランプ大統領による米初の仮想通貨包括規制法への署名に関する記事が最も関心を集めた。
07/19 土曜日
13:50
トランプ一族関連のWLFI、4.5億円分のイーサリアムを追加購入 総額370億円超に
ワールド・リバティ・フィナンシャルが861ETHを新規購入し、総保有量は70,143ETHに到達。仮想通貨法案可決が追い風に。
13:20
ジャック・ドーシーのブロック社、S&P500指数に追加へ
ジャック・ドーシー率いるブロック社がS&P 500指数に追加される。株価は時間外取引で10%以上上昇した。同社は米国製の新ビットコインマイニングチップを年内発売予定だ。
11:30
ピーター・ティール支援の仮想通貨取引所ブリッシュがIPO申請=CNBC
元NYSE社長トム・ファーレイ率いるブリッシュが証券取引委員会にIPOを申請。コインデスク買収実績を持つ同社の上場計画と業界動向を報告。
11:02
著名アナリストが分析、「ビットコインからイーサリアムへ資金移動、アルトシーズンの兆し」
ウィリー・ウー氏らがアルトシーズン開始を予測。仮想通貨ビットコインからイーサリアムへの資金ローテーションが本格化し、アルトコイン市場の上昇環境が形成。
10:05
JBA、暗号資産アンケート 分離課税20%導入の場合84%が投資増額意向
日本ブロックチェーン協会が暗号資産税制アンケート結果を公表した。保有者の84%が分離課税20%で投資増額すると回答した。また、10人に1人以上が暗号資産を保有などの結果も出た。
08:50
仮想通貨全面高の一週間、米下院クリプトウィーク振り返りと今後の見通し|仮想NISHI
今週の仮想通貨市場は、米下院で開催された「仮想通貨週間」において、ビットコインが史上最高値となる12万ドルを超える展開となった。アルトコイン市場においても大幅な上昇が見られた。
08:30
リップル発行のRLUSD、ブルーチップから最高評価獲得
独立の格付け機関ブルーチップがリップルのRLUSDステーブルコインにA評価を付与。BNYメロンでの準備金管理と堅牢なコンプライアンス体制などが評価された。
07:30
「米SECはトークン化の規制例外措置を検討中」アトキンス委員長
米SECのアトキンス委員長が、SECは証券のトークン化における規制の例外措置を検討していると明かした。RWAのトークン化は仮想通貨・ブロックチェーン領域で大きなトレンドになっている。
07:00
「保有していれば国家債務削減できたか」ブルガリア政府が2018年に手放した21万ビットコインの現在価値
ブルガリア政府が2018年に売却した21万3500BTCの仮想通貨ビットコインの現在価値は250億ドル超。同国債務の約8割に相当する巨額損失として話題に。
06:20
米上場ビットデジタル、イーサリアム保有量12万ETHに拡大
米ナスダック上場のビットデジタル社が18日、6730万ドルの資金調達で19683ETHの仮想通貨イーサリアムを追加購入。総保有量は120,306ETHで、時価4.24億ドルに拡大。
05:40
トランプ大統領がステーブルコイン法案に署名、米初の仮想通貨包括規制法が成立
トランプ大統領が19日、ステーブルコイン規制枠組みを定めるGENIUS法案に署名し米初の仮想通貨包括規制法が成立。2500億ドル規模のステーブルコイン市場に明確な規制導入。
07/18 金曜日
17:36
JBA、仮想通貨の税制改正「5項目」提言 申告分離課税20%など
日本ブロックチェーン協会が7月18日、暗号資産の税制改正要望書を政府に提出。最大55%の総合課税から20%分離課税への移行、損失繰越控除、暗号資産同士の交換非課税など5項目を要望。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧