米フィデリティ、メタバース系ETFを申請
ビットコインETF非承認後
世界的大手金融機関フィデリティは27日、メタバース(仮想現実)テーマのETF(上場投資信託)の申請をSECに提出した。
「Fidelity Metaverse ETF」というETFはフィディティが提供する予定の「Fidelity Metaverse Index」指数に基づき運用されるもの。同指数は、メタバースに関連する開発・製造・分配・商品販売・及び関連サービスに携わるグロバールの上場企業をポートフォリオに組み入れる。
メタバース業界は現在盛り上がりを見せている。旧フェイスブック社が昨年10月に「メタ」に改名しメタバース事業に軸足を置くと発表して以来、Nvidiaやテンセント、米NBAチーム、マイクロソフト、ナイキ、アディダスなど様々な企業や団体も相次いでメタバース事業に参入すると発表していた。
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米国で初めてビットコイン先物のETFをローンチしたProSharesは昨年12月にも類似したETFをSECに申請した背景がある。また、韓国では昨年10月、4つのメタバース関連ETFが上場した事例もあった。
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一方、フィデリティは現物ビットコインETFも申請していたが、27日にSECに非承認された。
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