BAYCなどのNFTを多数保有するApeDAO、資産売却に向け投票を実施
NFT売却か
「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」など高価なNFT(非代替性トークン)を多数保有する「ApeDAO」は、資産を売却すべきかを決めるガバナンス投票を行なっている。
本記事執筆時点で85%超が売却を支持。このまま売却となれば、ApeDAOのガバナンストークン『Baddest Alpha Ape Bundle(APED)」の保有者に、売却の利益を配分することになる。投票は1月30日に開始されており、2月3日に終了する予定だ。
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ApeDAOは、クリエイターでNFTコレクターでもあるKyloRen氏が2021年に創設したDAO(分散型自律組織)。APEDトークンの購入者が、分割されたNFTの所有権の一部を保有することを可能にする組織だ。81種類のBAYCの他、「Mutant Ape Yacht Club」、「CryptoPunks」などの人気NFTを資産として所有している。
今回資産の売却が提案された背景には、APEDトークンの価格が、保有資産の価値の上昇に合わせて上がらないことがあると見られている。例えば、BAYCの最低落札価格は、著名な人物や組織の購入などを受け、過去最高値を更新した。
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今回の投票を受け、APEDトークンの価格は現在は上昇したが、30日の投票開始時は、およそ8ドル(約920円)だった。しかし、NFTの値段から概算された保有資産の価値と比較すると、APEDのトークンの価格は16ドル(約1,840円)が妥当であると判断された模様だ。
この差額を埋めるために、コミュニティが資産の売却を提案。NFTを売却すれば、1,000APEDにつき、イーサリアム(ETH)で8ETH(240万円相当)が保有者に分配されると見積もられている。
ApeDAOの解散については別途投票を行う計画も示唆しているが、まずは資産の売却を決定する予定。KyloRen氏は、マルチシグを管理する資産の保有者は、投票結果に基づいて行動するとコメントした。
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