仮想通貨ファントム、DeFiプロジェクトの開発者が撤退表明

ファントム関連の開発者が撤退を宣言

仮想通貨ファントム(FTM)関連プロジェクトの開発者アントン・ネル氏は6日、同僚のアンドレ・クロンジェ氏と共に、暗号資産(仮想通貨)の世界から身を引くことを報告した。

これに伴い、ファントム(FTM)やヤーンファイナンス(YFI)価格が13~15%程度下落した。また、取引手数料(ガス代)は、トランザクション急増の影響を受けて、一時的に1万Gwei(ギガウェイ)を超えた。記事執筆時現在は、2,000Gwei程度に下がっている。

ネル氏は、「アンドレと私は、DeFi(分散型金融)と仮想通貨分野に携わることを止める決定をした。2022年4月3日に終了するアプリとサービスが約25個ある」とツイート。影響する主なプロジェクトを次のように挙げている。

ウェブサイトなどが閉鎖される主なプロジェクトの例として「yearn.fi、keep3r.network、multichain.xyz、chainlist.org、solidly.exchange, bribe.crv.finance」を挙げた形だ。

なお、今回ネル氏が閉鎖を通知したのは、これらのDeFiプロトコルへと繋がるフロントエンドのアプリケーションやウェブサイトであり、プロトコル自体ではない。

ネル氏は、引用ツイートの通り、ヤーンファイナンス、keep3r.network、multichain.xyzについては新たなウェブサイトも紹介した。

「ファントムの発展は影響を受けない」

一方、ファントム財団は、アンドレ氏らの退職が「ファントムプロジェクトの今後に(大きな)影響を与えることはない」と強調している。

これまでの貢献に感謝を述べるとともに、「アンドレ氏がファントムのコア開発者であったわけではない」として、プロジェクトの将来性を強調した。

アンドレ氏の決断によってファントムの発展が(大きな)影響を受けることはないだろう。これからも予定通り進展していく。

短期的にはsnapsyncとdbのアップグレードや、フラットストレージやfvmなどミドルウェアの改良をリリースしていく予定だ。

関連初心者でもわかる仮想通貨Fantom(FTM)とは|注目点と将来性を解説

今回、アンドレ氏らの撤退に際して市場が反応した格好だが、ヤーンファイナンスの開発者banteg氏は、次のようにツイートしている。

ヤーンファイナンスを急いで離れていく人々は、アンドレ氏がすでに1年以上、ヤーンのプロジェクトに取り組んでいないことを知っているのだろうか?他に50人のフルタイムの人々と、140人のパートタイムの貢献者たち、プロジェクトを支えている。

またDecryptによると、DeFi投資家のmiroyato氏は、アンドレ氏主導で開発されたプロジェクトを、他の開発者が引き継いでいくことを楽しみにしているという趣旨で発言。「DeFiのオープンソースソフトウェアの堅牢性が試される」とも述べた。

DeFi(分散型金融)とは

ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。「Decentralized Finance」の略。DeFiで行われる金融サービスには、ステーブルコインの発行や通貨の貸出、仮想通貨取引所などがある。イーサリアムのブロックチェーンを利用しているプラットフォームが多い。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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