米スポーツ局大手ESPN、初のNFTリリースへ Autographと提携
トム・ブレイディ氏のNFTプラットフォームと提携
米大手スポーツ局ESPNは6日、NFLスターのトム・ブレイディ選手が共同設立したNFT(非代替性トークン)プラットフォーム「Autograph」との複数年契約を発表した。初のNFTシリーズをリリースする。
ESPN初のNFTシリーズはNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の大スターであるトム・ブレイディ選手の選手生活を振り返るドキュメンタリー「Man in the Arena」がモチーフ。NFTはAutograph上で確認可能で、販売はスポーツプラットフォーム「DraftKings」上で実施される。
Autographの共同設立者であるDillon Rosenblatt CEOは以下のようにコメントした。
今回提供されるトムの「Man in the Arena」シリーズは、我々のESPNとの連携の始まりだ。ESPNと連携する初のNFTパートナーとして、スポーツとテクノロジーの可能性は無限大であり、このようなコンテンツを大体的に公開できることを大変嬉しく思う。
Autographとブレイティ氏
Autographはブレイディ選手が共同設立したNFTマーケットプレイス。21年4月にオープンしたばかりだが、女子テニスの大坂なおみ選手など、多数のプロ・アスリートの署名入りNFTなどを販売している。
1月にはシリーズBの調達ラウンドで、著名VCのa16zなどから190億円相当の資金調達を完了していた。
関連:米NFTプラットフォーム「Autograph」、190億円超の資金調達を完了
トム・ブレイディ選手は歴代最多7回のスーパーボウル制覇を達成して、現役最高のQB(クォーターバック)の呼び声が高い名スター。プロ生活22年の昨シーズン終了を持って一時引退を表明していたが、わずか40日後の3月13日に引退宣言を撤回。シーズン開幕時点では45歳となる23年目のシーズンに向け、現在も調整を行なっている。
2021年には大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXとのブランドアンバサター契約を締結。契約金の一部を仮想通貨で受けとっていた。
関連:米大物QBブレイディ氏が引退表明 今後はNFT事業などに集中か
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します