ウィットスタジオ、アニモカと連携してアニメ作品のNFT販売へ
6月にアニメ系NFT販売へ
香港を拠点とするWeb3.0大手のAnimoca Brands(アニモカ・ブランズ)株式会社は17日、株式会社IGポート傘下の株式会社プロダクション・アイジーおよび株式会社ウィットスタジオ(WIT STUDIO)との協業を発表した。2社のライセンスを活用して、人気アニメ3作品のNFT(非代替性)商品を提供していく。
WIT STUDIOは、「進撃の巨人」のアニメ製作で好評を博したアニメーション製作会社。親会社のプロダクションI.Gは、「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」でVR(仮想現実)コンテンツにも参入している。
登場キャラクターや名場面がNFT化されるのは、以下の3作品。NFTなどWeb3.0技術を活用して、世界中のファンに新たなアニメの楽しみ方に挑む格好だ。
- 「バブル」(上映中のアニメ映画)
- 「ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン」
- 「GREAT PRETENDER」
これらのNFTは6月よりキャンペーンを実施する予定で、アニモカの提携企業であるUCOLLEXやMADworldのプラットフォームを活用する。UCOLLEXはクリエイター向けのNFTプラットフォームで、MADworldはNFTマーケットプレイスとなっている。
IGポート社はNFTの販売に加え、NFTを通して「ユーザー同士の新しい楽しみ方、関わり方の構築を目指す」としている。
NFTとは
NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。
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アニモカ・ブランズとは
アニモカ・ブランズは2021年にFinancial Timesのアジア太平洋地域・高成長企業リストにランクインしたWeb3.0系企業。NFTゲームやブロックチェーン、など多数の分野で事業を展開しており、「サンドボックス」など多数の企業への出資も行なっている。
4月にはフランスのレースゲーム開発企業「Eden Games」やアサシン クリード作品などを手がけてきた開発企業Darewiseなどを相次いで買収。また、サッカーメディア企業「OneFootball」と合弁会社を設立していた。
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