アニモカのエコシステム拡大の狙い
香港を拠点とするWeb3.0大手企業アニモカブランズ(Animoca Brands)は11日、レースゲーム開発企業Eden Gamesを買収したことを発表した。アニモカの「REVV Motorsport」のエコシステム拡大に活用する戦略だ。
Eden Gamesはレースゲームの制作に特化したフランス発の開発企業。「Need for Speed: Porsche」、「GEAR.CLUB」や「F1 Mobile」といったヒット作を出している。
Eden Gamesの買収額については明かされていないが、アニモカの今年の2件目のレースゲーム関連の買収となる。2月にはTorque Driftといったゲームを開発するモバイルゲームメイカー「Grease Monkey Games」を買収。
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また、Eden Gamesの買収に関してはアニモカ傘下のレース系NFTゲーム「REVV Motorsport」のエコシステムを拡大する計画に関わっているようだ。同社のYat Siu共同創設者は発表で、「高品質のモータースポーツビデオゲームを構築してきた約25年間の専門知識を持つEden Gamesは、REVV Motorsportエコシステムの開発を強化・加速し、コミュニティとレースメタバースに強力な価値を付加してくれると考えている」と述べている。
なお、REVV Motorsportに関しては3月に、「ライセンスの更新ができなかった」として、Formula 1の公式ライセンスを取得したブロックチェーンゲーム「F1® Delta Time」を終了した。
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