モバイルゲームにもNFT導入へ
香港を拠点とするWeb3.0・ゲーム企業「Animoca Brands Corporation Limited」は17日、モバイルゲームメイカーの「Grease Monkey Games」を買収したことを発表した。買収額については開示していない。
Grease Monkey Gamesはオーストラリアを拠点とする企業で、これまで複数のモバイルゲームタイトルをリリースしてきた。2015年の「Torque Burnout」や2017年の「Torque Drift」が同社の作品だ。
Animoca Brandsはブロックチェーン/NFTに関連したブロックチェーンゲーム・メタバース・DeFi・仮想通貨ウォレットなど様々な分野への投資を行ない、独自のWeb3.0のエコシステムを構築している。同社の傘下には、ザ・サンドボックス(SAND)やF1® Delta Timeなど複数のNFTゲームタイトルがある。
Grease Monkey Gamesの買収と今後の計画について、「Grease Monkey Gamesの現在の経営陣は買収後も運営を継続し、ブロックチェーンの統合、ファンジブルトークン、ノンファンジブルトークン(NFT)、play-to-earn機能、シナジー機会、製品発売に関する取り組み、特にAnimoca BrandsのREVV Motorsportエコシステムに関連して、Animoca Brandsと密接に連携していく」とAnimoca Brandsは説明した。
Animoca Brandsは先週、日本市場を見据えた戦略的子会社として「Animoca Brands 株式会社(Animoca Brands KK)」を21年10月25日に設立したことを発表。この日本法人は、今年の1月にシードラウンドで、週刊少年マガジンなどで知られる講談社をはじめ、西日本鉄道、三井住友信託銀行など国内大手企業から約11億円を調達した。
また、Animoca Brandsは1月に、約410億円の資金調達を実施。企業評価額およそ50億ドル超(約5700億円)のユニコーン企業として成長を続けている。
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