韓国大手取引所、ライトコインを上場廃止へ
プライバシー機能が原因
韓国の大手仮想通貨取引所UpbitとBithumb、及びCoinoneやKorbit などは8日、ライトコイン(LTC)の上場廃止を発表した。
上場廃止の理由は、ライトコインのプライバシー機能「MimbleWimble」が実装されたことにある。
韓国では取引所がFATFの「トラベル・ルール」及びAML規制に準拠するために、2019年からモネロ(XMR)やダッシュ(DASH)、ジーキャッシュ(ZEC)などのプライバシー銘柄を取り扱うことをやめている。ライトコインも同じ理由で上場が廃止されることになる。
ライトコインは5月20日にプライバシー機能「MinbleWinble Extention Block(ミンブルウィンブル拡張ブロック)」を実装。取引の透明性が高いパブリック・ブロックチェーンに対して「オプトイン」方式でプライバシーをもたらす機能であり、取引金額を公開しない「機密取引」や、複数の取引データを混ぜ合わせるミキシング技術「CoinJoin」といった技術によって実現されたものだ。
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