今後エアドロップの可能性の高いプロジェクト、SUIやzkSyncなど

Aptosに続くか

「仮想通貨の冬」と呼ばれる弱気相場でも、さまざまなブロックチェーン・エコシステムの開発は連綿と続いており、投資家に注目されている。

18日のメインネットローンチの翌日、コインベースやバイナンスなど主要取引所に一斉上場した暗号資産(仮想通貨)Aptos(APT)は、直近で業界の注目を集めたプロジェクトの一つだろう。テストネットのNFT保有者などにむけ、エアドロップが実施されたが、APTは、バイナンスで一時USDT建で一時100ドルを記録した。

今後、エアドロップが実施される可能性が高いと思われるプロジェクトをいくつかピックアップしてみた。

  • Layer Zero
  • SUI
  • zkSync
  • StarkNet
  • Quai Network
  • Zeta Chain

1. Layer Zero

Layer Zeroは複数のブロックチェーンを接続するために設計された相互運用性プロトコル。イーサリアム(ETH)、ポリゴン(MATIC)、アバランチ(AVAX)、ファントム(FTM)、Arbitrum、Optimism、BNBチェーンといったEVM互換性を持つチェーンを繋ぎ、資産のブリッジ、チェーン間の互換性と機能性を実現する役割を果たす。

Layer ZeroはFTXやコインベースの投資部門をはじめ、ペイパルやa16z、 セコイア・キャピタルなどから、200億円(1億3,500万ドル)を超える巨額の資金を調達している。

現在ネイティブトークンは発行されていないが、近い将来発行される可能性が高いと識者は見ている。

2. SUI

Aptosと比較して語られることの多い、レイヤー1プロジェクトで、トランザクションの並行処理によるスケーラビリティ向上に注力している。Aptos同様、a16z、FTX、コインベースベンチャーズ、バイナンスラボから約500億円(3億3,600万ドル)を調達した。

エアドロップの可能性。さまざまな側面において、エアドロップの可能性がある、SUIの全プロジェクトをリストアップした。近々、このようなチャンスに関する詳細なガイドをリリースする予定。乞うご期待。

3. zkSync

イーサリアムのレイヤー2ソリューションで、2022年2月からテストネットに移行。間も無く「zkSync 2.0」のメインネットの立ち上げを予定している。

関連:Uniswap、イーサリアムL2「zkSync 2.0」に展開へ

4. StarkNet

イーサリアムのレイヤー2ソリューションで、ZKロールアップ技術を活用している。StarkNetのガバナンスを分散化するため、ネイティブトークンを発行し、運営財団や投資家、ソフトウェア開発者などに分配されたが、エンドユーザーへのエアドロップはまだ行われていない。

関連:イーサリアムL2「StarkNet」、独自トークンを発行 運営を分散化へ

5. Quai Network

レイヤー1ブロックチェーンで、PoW(プルーフオブワーク)を改良したPoW2.0がコンセンサスプロトコルとなる。ツイッターやYouTube、RedditなどのSNSを利用したリワードプログラムが用意されており、参加者はメインネット立ち上げ時にQuai Tokenを受け取ることが可能だという。

6. ZetaChain

ZetaChainはCosmos SDKを使用して構築されたLayer 1ブロックチェーン。複数のネットワークをサポートするオムニチェーンの相互運用性を高め、安全なパブリック・ブロックチェーンとスマートコントラクト・プラットフォームを提供することを目標としている。

コミュニティへの積極的参加

それぞれのコミュニティに活発に参加していることを示すことが、エアドロップを受け取るための最低条件。基本的にはテストネットや関連のプロダクトを試してスナップショットがとられる形になる。

プロジェクトごとにエアドロップの資格を得る方法は異なるが、Layer Zeroの場合、同チェーン上で稼働しているプロトコルのトークンを手に入れ、ステーキングすることで、当該プロトコルのDAO投票者になることが提案されている。

またトランザクションの頻度や新たなメンバーの招待などによって、ポイントを獲得する方法をとるプロジェクトもあり、コミュニティへの小さな貢献の積み重ねがエアドロップに結びつくような仕組みが一般的なようだ。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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