アクシー(AXS)、初期投資家向けのトークン配布が完了 売り圧懸念か

AXSトークンアンロック

NFTゲームAxie Infinityの暗号資産(仮想通貨)AXSについて初期投資家へのトークンアンロックの最終回が10月25日に実施された。

市場全体の下落傾向と大量売却を予想するトレーダーの影響から、AXSの市場価格は過去1週間で1,620円から1,220円まで25%下落していたが、25日の市場の上昇に伴い1,378円まで12%急騰。過去3か月で最大となる約2.3億円(160万ドル)のショートポジションが清算された。

出典:Coinglass

仮想通貨のべスティング情報を提供するToken Unlockによると、Axie Infinityは投資契約上のべスティングによりロックされていた200万AXS(約30億円)を初期投資家に10月25日にリリースした。

10件の初期投資家のうち、仮想通貨管理会社Arcaは受け取った437,500AXS(約6億円)を、既に仮想通貨取引所FTXに送付したことが米Coindeskの調査により明らかになっている。別の初期投資家も、187,500AXS(約2.5億円)をすぐにバイナンスに送付したことがブロックチェーンデータで示されている。

取引所に送られたトークンは、通常は売却されると見られている。Axieは、2020年半ばのプライベートセールで1,080万AXSを販売して864,000ドルを調達したが、当時のAXSの販売価格は8セントだった。執筆時点にAXSの市場価格は約9ドルであるため、投資リターンは11,150%に上る。

プライベートセールに割り当てられたトークンの20%は、AXSのパブリックセールでアンロックされた。残りは、その後2年間かけて四半期毎にアンロックされる条件で、10月25日はその最終回だった。

Axieはさらに、アドバイザーにも1,890万AXSを配分しており、4年かけて配布している。Token Unlockによると、10月25日に270万AXSがリリースされた。Axieのアドバイザーには、大手VCのHashed、Delphi Digital、リサーチャーのEdward Lee Lee氏、The Sandbox共同創設者Sebastièn Borget氏、仮想通貨取引所バイナンスが名を連ねる。

べスティングとは

一定時期の経過に応じて権利を確定させるための契約条件のこと。本件のように初期ステージの投資家や、プロジェクト発足時の開発に貢献した者に一定量のトークン配布を確保(ロックアップ)しつつ、大量のトークン売却を避けるために権利確定までの期間を設ける。

▶️仮想通貨用語集

一部の仮想通貨トレーダーは、トークンの権利確定時期をトレーディング戦略に取り入れている可能性がある。受け取った投資家が資産を売却し始めると、市場に潜在的な売り圧力がかかると連想されるためだ。Axieでは、執筆時点にアドバイザー向けに450万AXSが残されており、半年ごとに3回に分けて配布される計画だ。

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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