国内ソシャゲ大手グリー、アバランチ(AVAX)基盤のWeb3ゲーム開発へ Ava Labsと戦略的提携を公表

アバランチでWeb3ゲーム提供へ

国内のソーシャルゲーム大手グリー株式会社は28日、高速ブロックチェーン・アバランチの開発を手がけるAva Labsとの戦略的パートナーシップの締結を発表した。今後はアバランチのノード運用とともにWeb3ゲームの開発を行なっていく。

今後、グリーは新設した子会社「BLRD」を通じて、アバランチのバリデーター(ノード)運用と暗号資産(仮想通貨)アバランチ(AVAX)を保有する。また、これまでソーシャルゲームの提供で培った知見を活かし、Web3ゲームを2023年中にアバランチブロックチェーン上でローンチする予定だ。

また、「アバランチ財団の運営する投資ファンドBlizzardとの共同出資を含め、さまざまな協業を実施していく」方針を明らかにしている。

グリーは既に、100%子会社Realityを通じて、メタバース(仮想現実)領域の取り組みも多数進めている。さらに、Web3関連のエンジニアやアートディレクター、プロジェクトマネージャーやマーケティングマネージャーなど、幅広い分野での求人活動も行なっている。

Web3とは

ウェブ3.0(Web3.0)は、Web1.0およびWeb2.0に続く、ウェブサイトおよびインターネットの潮流、特徴および構造を表している概念。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。

▶️仮想通貨用語集

関連:グリー、ブロックチェーンゲーム開発とWeb3事業参入を発表

アバランチとは

今回、グリーが子会社を通じて戦略的パートナーシップを締結したAva Labsは、高速L1ブロックチェーン「アバランチ(Avalanche)」の開発を手がける企業。アバランチの考案者であるEmin Gün Sirer教授がCEOを務める。

なお、Ava Labsは業界有数の著名VCファンド、a16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)から出資を受けている大手プロジェクトの一つだ。

関連:初心者でもわかるAvalanche(アバランチ)とは|注目すべき点や将来性を解説

グリーの関連動向

グリー株式会社は22年7月、”国内発”のゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys(OAS)」の初期バリデーターとして参画。トークン出資も行なっている。

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国内大手のゲーム企業では、グリー以外にもバンダイナムコ研究所やセガ、スクウェア・エニックスなども、初期バリデータとなっている。

関連:初心者でもわかる「Oasys(OAS)」とは|特徴や仕組みを解説

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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