STEPN、米アップル社の「Apple Pay」に対応 Web2とWeb3の架け橋へ

Web2とWeb3の架け橋へ

フィットネスアプリ「STEPN」は22日、米アップル社の決済サービス「Apple Pay」に対応したことを発表した。

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これでユーザーはApple Payを利用して、直接アプリ内でSTEPNのプロダクトを購入できるようになった。アップル社は以前に暗号資産(仮想通貨)アプリに対して厳しいルールを課してきた経緯があり、STEPNは「今回の対応はWeb3のエコシステム全体にとって重大な一歩である」と述べている。

Apple Payへの対応でユーザーは、仮想通貨ウォレットを必ずしも利用する必要がなくなった。決済のプロセスを簡素化できるため、Web3への参入障壁を下げることができるとSTEPNは期待している。

具体的な決済方法は、まずユーザーがApple Payに自身のクレジットカードやデビットカードを登録。その後にSTEPNのプロダクトを購入するのではなく、「SPARK」というポイントを買う。

そして、このポイントは「1SPARK=0.1ドル(10SPARK=1ドル)」として利用できるようになっており、ユーザーはSPARKを使ってSTEPNのプロダクトを購入する仕組みだ。

STEPNの運営企業Find Satoshi Labの共同創設者Yawn Rong氏は発表で、以下のようにコメントした。

Apple Payの使用が可能になったことは、新しいユーザーの獲得につながるだろう。Web2との架け橋となり、Web3を一般消費者に広げていきたい。

我々は、アップル社のサポートに感謝している。

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STEPNは今回の発表で、Apple Payに対応したブロックチェーンゲームはSTEPNが初めてであると述べた。なお、この機能はアップル社の端末のみで利用できる機能である。

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アップル社の過去の対応

アップル社を巡っては、仮想通貨アプリに厳しいルールを課しているとの見方が多かった。例えば昨年12月には米コインベースが、NFT(非代替性トークン)のやりとりにかかるガス代(取引手数料)から、アプリ内課金を通して30%の手数料を徴収できるようにアップル社から要求されていることがわかった。

この時コインベースは、アップル社のiOS版向けのコインベースウォレットで、NFTの送信をできないようにしたことを発表。NFTやブロックチェーンの仕組みから、この機能を組み込むことは不可能であるとも述べている。

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しかし、最近は状況が変わり始めている。コインベースの発表後、同月にアップル社はEU(欧州連合)で制定された法律に対応するため、外部のアプリストアを許可する計画を進めていることが報じられた。

また先月には米国連邦控訴裁判所(高裁)が、「App Store」で利用者の外部決済システムへの誘導を制限する行為は、カリフォルニア州の不正競争防止法(UCL)に違反するとの判断を下した。

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そして今月には、ブロックチェーンゲーム「Axie Infinity: Origins」のiOS版が、一部地域のApp Storeでリストされたことも明らかになった。このリリースはアップル社が、外部で購入したNFTの使用を許可する初めての試みとなる。

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NFTとは

「Non-Fungible Token」の略で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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