TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

米アップル社、コインベースウォレットにNFT送信機能停止を要請

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NFT送信機能を停止

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは2日、アップル社のiOS版向けのコインベースウォレットで、NFT(非代替性トークン)の送信をできないようにしたことを発表した。

関連「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

送信できないようにした理由は、この機能を停止しないと、アップル社が最新版のアプリのリリースを許可しなかったため。アップル社は、NFTのやりとりにかかるガス代(取引手数料)から、アプリ内課金を通して30%の手数料を徴収できるようにすることを要求している。

この点についてコインベースは、以下のようにコメントした。

NFTやブロックチェーンの仕組みから、この機能を組み込むことは不可能である。

アップル社のアプリ内課金のシステムは仮想通貨に対応していないため、たとえ努力してもできないのだ。

そして、このアップル社のルールは、iOSユーザーに非常に大きな影響を与えると指摘。アップル社は自社の利益を守るために、NFTへの投資機会や仮想通貨エコシステムのイノベーションを犠牲にしていると批判した。

コインベースは、現在のルールはアップル社の見落としであることを望むとコメント。これがエコシステムとの対話につながることも望むと述べ、アップル社にサポートを呼びかけている。

今回のコインベースの発表を受け、仮想通貨ウォレット「メタマスク」の開発者で、かつてはアップル社でソフトウェア開発者として勤務したこともあるDaniel Finlay氏は、以下のようにコメントした。

メタマスクや他のウォレットにも適用されるため、私もコインベースと同様に、アップル社のルールには反対する。

30%の手数料徴収は、独占権の乱用だ。

メタマスクとは

イーサリアム系の仮想通貨ウォレット。モバイルアプリやウェブブラウザの拡張機能にてサービスを提供している。

▶️仮想通貨用語集

関連Web3ウォレットMetamask 利用上の注意点を解説

出来高は減少

アップル社は今年、同社のアプリストア「App Store」で、NFTを販売できるアプリの配信を許可。このルール変更には業界から賞賛の声も上がったが、手数料を支払う必要があることから、開発者やスタートアップ企業にとって大きな負担が課されるとの見方も強く、批判的な意見もあった。

米テクノロジー系メディア「The Information」の報道によると、アップル社は、App Storeのアプリ内の購入で徴収される30%の手数料を、すべての取引に適用するべきだと主張しているという。

関連米Apple、App StoreでNFT販売可能なアプリを許可 手数料30%がネックに

コインベースはNFT電子市場「コインベースNFT」のベータ版を今年4月にローンチ。当時は一部ユーザーのみが利用できるように制限されていたが、翌月に全ユーザーが使えるようにした。

関連米コインベースNFT、ベータ版の利用を全ユーザーに提供開始

以下は、データサイト「Dune」が提供する、コインベースNFTにおける出来高。左軸を基準にイーサリアム(ETH)で出来高を示している。9月9日には447ETH(現在のレートで約7,700万円)という最大の出来高を記録したが、本記事執筆時点で12月1日の出来高は1ETH(同17万円)である。

出典:Dune

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。
11/20 水曜日
17:03
韓国の仮想通貨課税、2025年1月から導入見込み
韓国政府が2025年初頭から実施予定の仮想通貨課税について解説。免税限度額を250万ウォンから5000万ウォンへ大幅引き上げで、年間利益560万円未満は非課税に。取得価格不明時の代替計算方法導入など、投資家に配慮した新制度の詳細を紹介。11月下旬の法案可決を目指す。
14:00
BONK急騰、アップビットでウォンペア提供開始
韓国最大の仮想通貨取引所Upbitは20日にソラナ基盤の犬系ミームコイン「BONK」の新規上場を実施し、韓国ウォンの通貨ペアを新たに提供し始めた。
13:57
Ledger Stax・Flex完全ガイド|仮想通貨の高性能ハードウェアウォレットを徹底比較
10周年を迎えたLedgerの次世代ハードウェアウォレット「Stax」と「Flex」を詳しく解説。大画面タッチパネル搭載の最新モデルの特徴から、定番のNanoシリーズとの違いまで完全網羅。セキュリティと使いやすさを兼ね備えたウォレットの全貌を紹介しています。
13:20
マイクロストラテジー会長、マイクロソフト株主総会でビットコイン投資を提案へ
米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長が、マイクロソフト株主総会で3分間のビットコイン投資プレゼンを実施すると発表。ビットコイン投資は株主にとっても、株価を左右する重要な議題であり、総会で議論されるべきだと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧