米SECの主張「コインベースは証券法違反の可能性を知っていた」 JPモルガン「ビットコインETFの影響力は限定的」と評価|8日朝の重要速報まとめ

8日朝の重要速報まとめ

日本時間朝方までの仮想通貨関連注目ニュースをまとめている。

米SECの主張「コインベースは証券法違反の可能性を知っていた」(注目度:★★★★☆)

米SECは裁判に関する最新書類で、コインベースは以前から一部の上場の仮想通貨銘柄が証券方違反に該当する可能性を知っていたと再び主張。

関連SEC、「コインベースは証券法違反のリスクを認識していた」と反論

SECは、コインベースが株式上場の認可を理由に取り扱い銘柄自体もSECに認可されたとの主張は間違いであり、「コインベースは数十億ドル規模の企業であり、洗練された法律顧問の助言を受けながら、その業務が連邦証券法に違反する危険性があることを認識していなかったと主張し、SECが2021年にコインベースの登録届出書を承認したことで、同社の基本的な事業活動の合法性を確認したと示唆している」と指摘している。

しかし、コインベースは以前、特定の仮想通貨銘柄が連邦証券法の要件を満たすかどうかを判断するために、連邦最高裁判所が制定した「法的枠組みそのもの(ハウィーテスト)を採用」し、仮想通貨の発行者が「伝統的に証券に関連する」声明を出すことを明確に抑制していた、とSECは続けた。

JPモルガン「ビットコインETFの影響力は限定的」(注目度:★★★☆☆)

米メガバンクのJPモルガンはレポートで、現物型ビットコインETFの影響について「限定的」と評価している。

JPモルガンのストラテジストNikolaos Panigirtzoglou氏らのレポートは「SECが現物型ビットコインETFを承認することは、仮想通貨市場のゲームチェンジャーにはならないだろう」とした。理由については、ビットコインETFがすでにカナダや欧州には存在していることや、金ETFからビットコインファンドへの資金流入が限定的だったといった点を挙げた。

また、現物型ビットコインETFは先物ETFよりいくつかの利点があるが、仮に承認されれば先物ETFから流動性がシフトし、先物ETFの出来高が減ってしまう可能性があると指摘した。

米国では現在再びビットコインETFの申請ラッシュが起きている。先日、申請企業の1つであるブラックロックのフィンクCEOは現在のビットコインETF申請の目的について、「仮想通貨をより民主化し、投資家にとってより安価にすることだ」と語っていた。

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グレースケールのDeFiファンド Lidoを追加(注目度:★★★☆☆)

米グレースケールが提供する「DeFi Fund」は新たにLido(LDO)をポートフォリオに追加した。

投資信託の銘柄比重のリバランスは四半期ごとに調整されるもので、第3四半期(3Q)における新たな比重では、UNI 45.46%、LDO 19.04%、AAVE 11.53%、MKR 10.82%、CRV 7.03%、SNX 6.12%となった。

第2四半期の比重は、UNI 59.61%、AAVE 13.92%、MKR 8.44%、SNX 8.61%、CRV 9.42%の5銘柄だった。

Lidoはイーサリアム(ETH)ステーキングにおける最大のプロトコルで、現在のETH運用資産は140億ドルを超えている。

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アービトラムDAO 7億ARBトークンをロック(注目度:★★★☆☆)

Arbitrumの分散型自律組織(DAO)は、7.7億ドル相当の7億ARBトークンを権利確定契約にロックアップしたことが明らかになった。

トークンロックアップの背景には、3月のトークンローンチ後にアービトラム財団がコミュニティの投票を通さずに5,000万のARBを売却した騒動があった。この7億ARBは、財団のウォレットに残された分だ。

今回コミュニティの投票で採決された提案(AIP-1.1)では、資金利用の透明性やARBの売り圧軽減のために、4年間にわたって段階的にトークンを財団に付与するメカニズムが設けられている。

Shardeum 540万ドル調達(注目度:★★★☆☆)

EVM基盤のレイヤー1ブロックチェーンShardeumは戦略ラウンドで540万ドル調達した。

Amber Group、Galxe、J17 Capital、TRGC、Jsquare、Bware Labs、Tané Labs、Hyperithm Group、Luganodesなどがラウンドに参加。年末までのメインネットローンチ準備として、新たな資金をエコシステムの強化に充てる計画だ。

Shardeumは今年の3月にも戦略ラウンドで500万ドル調達していた。

The Blockによると、Shardeumの評価価値は約2.5億ドルだという。

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