マイクロソフト時価総額初の3兆ドル、テスラは弱い決算で大幅安 米GDPが個人消費の力強さ示す|26日金融短観
1/26(金)朝の相場動向(前日比)
伝統金融
- NYダウ:38,049 +0.6%
- ナスダック:15,510 +0.18%
- 日経平均:36,236 +0.028%
- 米ドル/円:147.6 +0.05%
- 金先物:2,021 +0.2%
- マイクロソフト:404.8ドル +0.57%
- エヌビディア:616.1ドル +0.4%
本日のNYダウは反発し、ナスダックはAI・半導体銘柄の堅調さで小幅に続伸した。また、S&P500は6日続伸で最高値を再び更新した。
ソフトウェア大手のマイクロソフトはAI(人工知能)ブームの恩恵を受けてここ一年間63%上昇し時価総額が初めて3兆ドルに到達した。現在世界の上場企業の時価総額ランキングで、マイクロソフトはアップルを抜いて1位にランクインしている。
また、昨夜発表の米第4四半期実質GDPデータも市場に好感された格好だ。GDP速報値(年率3.3%増)が予想(2%増)を上回る伸びを示し、多くの消費者や投資家による景気後退の懸念を後退させた。
なお、米FRBが重視するインフレ指標であるPCEコア価格指数の上昇率は2四半期連続で当局の目標である2%に一致し、2月1日にFOMCが金利発表で再び金利の据え置きを決定する強い根拠となったとみられる。一方、労働市場の冷え込みの加速や消費者需要の低下への懸念もあり、今年の経済成長は2024年前半に大幅に減速する恐れがあるといった反論もあるようだ。
本日の主な市場材料は以下数点。
- 昨日引け後の弱い決算を受けテスラの株価は本日-12.13%と大幅安:売上高が252億ドルで市場予想の259億ドルに届かず、今年の販売台数の伸びが鈍化する見通しと警告。
- マイクロソフト:出資先のOpenAIと開発する生成AIサービスの需要への期待が高まっていることを背景に時価総額は初めて3兆ドル(440兆円)に(終値時)。
- インテル(株価引け後-10.2%)の弱い決算:第1・四半期の売上高見通しが市場予想を下回る。エヌビディアやAMDなどのAIサーバーへの需要が高まる一方、インテルの従来型サーバーへの需要は減退。
- 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁:今年夏以降に利下げはあり得ると言及し「ディスインフレのプロセスをさらに進める必要がある」と述べた。ECBは中銀預金金利を4%で据え置いた。
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今週以降の重要経済指標・イベント
- 1/26(金)22時30分 12月個人消費支出(PCEデフレーター)
- 2/1(木)4時00分 FOMC終了後政策金利発表
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仮想通貨関連銘柄
- コインベース|121ドル(-0.27%)
- マイクロストラテジー|457.7ドル(+1.5%)
- マラソン・デジタル・ホールディングス|16.2ドル(+3.9%)
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仮想通貨相場 冴えない展開
- ビットコイン:39,958ドル -0.2%%
- イーサリアム:2,221ドル -0.3%
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