「アニメファンをWeb3の世界へ」アニモカ主導のMocaverseとAnime Foundationが提携

アニメファンをWeb3へ

グローバルなアニメカルチャーのためにオープンなエコシステムを構築しようと取り組む「Anime Foundation」は28日、Web3大手アニモカブランズが主導するプロジェクト「Mocaverse」とパートナーシップを締結したことを発表した。

Mocaverseは、デジタルIDとポイントシステムの仕組みを取り入れたWeb3インフラネットワークを開発している。Anime Foundationは、相互運用可能なMocaverseのソフトウェア開発キットを使用して「Anime ID」をローンチし、次世代のアニメ・マンガカルチャーを構築・支援していく。

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Anime Foundationの目標は、伝統的なアニメ・マンガ業界とWeb3コミュニティの架け橋となり、ファン体験を向上させて、グローバルなアニメ・マンガカルチャーに力を与えること。ブロックチェーンをベースにした収益モデルやコミュニティ構築のイニシアチブを提供するために、中核にAnime IDを導入する。

これからMocaverseの技術を活用し、クリエイターをサポートしていく。Anime Foundationのビジョンは、アニメやマンガのクリエイターがコンテンツから報酬を得る機会を増やせるようにしたり、より効果的な配信ができるようにしたりすること。

また、ファンが独占的なコンテンツや所有権を得る機会を増やせるようにも取り組み、グローバルなアニメ・マンガのコミュニティが繁栄する未来を創っていくという

そのために、NFT(非代替性トークン)を活用してアカウント、ID、評判、ポイントのレイヤーとして機能するMocaverseと協業する。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ゲームや音楽、アート作品、各種証明書など幅広く技術が活用されている。

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ローンチパートナーの発表

Anime Foundationと協業するのはMocaverseだけではない。今年1月には、アニモカブランズ、アニモカブランズジャパン、San FranTokyがローンチパートナーであることを発表済み。そして、28日には「MyAnimeList」が4社目のローンチパートナーになったことを発表した。

同日には、アニモカブランズも、MyAnimeListらと共にAnime Foundationのローンチパートナーになることを改めて発表。ローンチパートナーの4社は、アニメやマンガの領域で最も強力なネットワーク効果を生み出すために活動していくと説明している。

今回新たにローンチパートナーに加わったMyAnimeListは、世界最大級のアニメ・マンガのデータベースを運営。公式サイトによれば、会員登録数は1,800万人で、世界240の国と地域のユーザーが利用しているという。

同社の主要株主には、KADOKAWA、講談社、DMM.com、電通グループらが名を連ねる。

ローンチパートナーになることに際し、MyAnimeListの溝口代表取締役は以下のようにコメントした。

このプロジェクトの目的は多岐にわたりますが、そのすべてが日本のコンテンツの未来を支えるものであると確信しています。

Anime Foundationとのコラボレーションを通じて、MyAnimeListはより多くの漫画作品を世界中に配信し、次にヒットする可能性の高いアニメを発掘することを目指しています。

ダイヤモンドの原石やクリエイターが信頼を寄せるオリジナル作品が、このプロジェクトを通じてさらに磨かれていくことを信じています。どうぞご期待ください。

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