WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ソラナカンパニー、SOLのインフレ抑制・手数料変更案に反対を表明

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 「タイミング」を理由として反対表明
  • ガバナンス制の枠組み提案には賛成

3つのソラナガバナンス提案に賛否を表明

暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の上場トレジャリー企業ソラナカンパニー(ナスダック:HSDT)は21日、ソラナのインフレ抑制および手数料変更案に反対を表明した。「ソラナ憲法(The Solana Constitution)」には賛成している。

ソラナでは8月22日にこうした提案への投票が開始される。ソラナカンパニーは、二つの案に反対するのは、その「意図」ではなく「タイミング」を理由としたものだとして、次のように説明した。

どちらの提案も、SOL発行量の削減やネットワークリソースをより適切に反映した手数料設定など、長期的に見て合理的な目標を掲げている。

しかし、現在は機関投資家によるソラナの採用が進む極めて重要な局面であり、資本市場においてはルールの継続性が極めて重視される。

インフレ抑制や変動手数料の懸念点

ディスインフレ率を倍増させる提案(SGP-0002)は、年間ディスインフレ(インフレ抑制)率を-15%から-30%へ引き上げ、インフレ減少ペースを2倍に速めるというものだ。これにより最終的なインフレ率1.5%に到達するのにかかる時間が、従来の5.7年から2.8年(2029年前半)へと短縮される見込みだ。

これに関してソラナカンパニーは、ソラナの最終的なインフレ率1.5%はすでに決定しており、既存のスケジュールでもその水準に到達するようになっていると指摘。最終的な発行量を減らすことには賛同するが、すでに確定していたスケジュール(5.7年)を見直すことには反対だと述べた。

インフレ抑制により、ステーキング利回りが下がることになる。同社は、企業にとってステーキング利回りは予測・開示・監査の対象となる財務上の項目であり、多くの場合、営業キャッシュフローに相当すると続ける。

そのため、ソラナへの持続的な資金流入が確認され次第、改めてインフレ率の低下に関する議論を検討したいと意向を述べた。利回りの予測に不透明感を与え、機関投資家の意思決定に影響することを懸念したとみられる。

利回りの問題は、ソラナカンパニーの財務にとっても重要な要素だ。同社の今年第2四半期(4~6月)の収益252万6,000ドルのうち、251万2,000ドルがステーキングによるものだった。

関連記事:米グレースケール、ソラナETFのステーキング報酬を四半期現金分配へ

グレースケールは17日、ソラナステーキング現物ETF(GSOL)の信託契約改定をSECに申請した。8月7日頃に発効しステーキング報酬を四半期ごとに現金化して株主に分配する枠組みに移行。

取引手数料の仕組みを再設計する提案(SGP-0003)は、これまでの一律料金制の代わりに、取引コストの一部を各取引で消費されるネットワークリソース量に応じて変動させるものだ。消費リソースに応じた手数料部分は全額バーン(焼却)される。

ソラナカンパニーはこの提案について、一律料金がネットワーク負荷に伴うコストに見合わないという点には同意するとしつつ、現行の手数料は固定値であることから、ソラナに参加する機関が事前に予算を組むことが可能だと指摘した。

ユーザーや開発者、機関投資家などエコシステム参加者が適応する前に取引コストを変動制にすると、取引手数料の見積りが外れることに関するリスクを参加者に転嫁することになると意見している。

提案が、手数料の下限を固定値として維持する設計に修正された場合には、同社の立場を再検討すると続けた。ソラナカンパニーは、バリデータとして手数料を受け取る立場でもある。

新ガバナンス提案は支持

ソラナカンパニーは、新しいガバナンス制を確立する提案(SGP-0001)については賛同を示した。提案では、ステーキング参加者は自身のトークン保有量に応じた重み付けがなされた投票権を行使できるほか、トークン保有者は、自身が委任したSOLを管理するバリデータによる投票を覆す権限も保持する。

この構造により、機関投資家がネットワークの意思決定に直接関与できる中立的なインフラを提供するとして支持した。

関連記事:ソラナ政策研究所CEO、クラリティー法案成立確率わずか10%と予想

ソラナ政策研究所CEOが、クラリティー法の中間選挙前の成立確率を10%程度とみている。上院は9月15日に採決入りの動議を検討しており、規制当局も独自の規制整備を進めている。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/06 火曜日
14:25
三井住友銀など9社、デジタル証券セカンダリー取引でDvP決済を実証完了
三井住友銀行・大和証券・SBI証券など9社が、ST二次流通取引でステーブルコインを活用したDvP決済の実証「Project Trinity」フェーズ2を完了。T+2のDvP決済の実現可能性を、法務・技術・業務運用の3面で一定程度確認した。
14:00
ZachXBT、ラザルス関連の中国系犯罪シンジケートに顧客を装い潜入丨Bybit事件関連の資金経路を特定
独立系アナリストのZachXBT氏が、ラザルスの盗難資金を洗浄した中国系グループに顧客を装って潜入。累計10億ドル超の洗浄に関与した組織と、Bybit事件のウォレットを特定した調査内容を解説する。
13:42
SBI証券ら9社、ステーブルコインでデジタル証券の同時決済──実現性を一定程度確認
SBI証券と大和証券を含む9社は6日、ステーブルコインを使ったセキュリティトークンの同時決済の業務運用検証が完了したと発表した。証券会社間での決済の実現可能性を一定程度確認し、制度・市場の整備動向を注視しながら今後の対応を検討する。
13:15
東アジアの仮想通貨経済、日本が2位 分散型取引所の利用が盛ん=チェイナリシス
チェイナリシスが東アジアの仮想通貨市場を分析。市場規模は韓国が首位で、日本、香港、中国と続いた。韓国ではAIトークン、日本はDEX、中国はP2Pの動きが注目されている。
13:00
米上場ストライブ、266億円相当ビットコイン購入──世界5位に
ストライブは5日、2,000BTCのビットコインを1億6,900万ドルで購入し、総保有量が2万9,462BTCのビットコインになったと発表した。購入資金の61.5%は優先株の販売で調達した。
11:04
米財務省、仮想通貨と偽慈善団体でハマスに送金した資金網を制裁
米財務省外国資産管理室は2日、偽の慈善団体と仮想通貨でハマスに200万ドル超を送金していた個人・団体5者を制裁対象に指定した。対象者の米国内資産は凍結され、米国人との取引は原則禁止となる。
10:15
クラーケン親企業ペイワード、一部の機関投資家向けに24時間決済を開始
仮想通貨取引所クラーケンの基盤を担うペイワードが、シンガポール・ガルフ・バンクとの提携で24時間・週7日の即時決済を可能にした。決済は米ドル建てで一部顧客向けに始まり、対象は順次広がる計画だ。
10:00
JPYSC用いた日本初「ステーブルコイン普及債」、年利5.0%で募集開始
日本初「ステーブルコイン普及債」が10月6日から募集開始。円建てステーブルコインのJPYSCで利払いと償還を行う自己募集型デジタル社債で、年利5.0%、一口10万円。発表会と個別取材から、仕組みと制度課題、今後の展望を報じる。
09:50
欧米富裕層のデジタル資産投資実態、2月の急落で投資意欲上昇=コインシェアーズ調査
ビザの調査でアジア太平洋の消費者の46%が5年以内のステーブルコイン利用に前向きだった。コインシェアーズ調査では米欧7市場の富裕層投資家の過半数がデジタル資産を保有している。
09:10
ビットコイン、上昇上位15日を除くと3年間11%の損失に=グレースケール分析
グレースケールは5日、ビットコインの3年間の累積リターンが上昇率上位15日を除くと約225%から11%の損失に転じるとするレポートを公表した。投資を見送って価格変動の落ち着きを待つことにも機会損失が生じるとの見方を示した。
08:15
米上場DeFiデベロップメント、1株あたりのソラナ保有量が2桁増の見込み
米上場企業DeFiデベロップメント(DFDV)は5日、ソラナ保有量が8月12日以降に約11%増加したと発表した。9月末の1株あたり純資産価値は8月比で100%超増える見込みで、優先株の初回配当も支払った。
07:30
ジーキャッシュ、次期アップグレード『NU7』をテストネットで稼働
ジーキャッシュが5日、次期アップグレード「NU7」をテストネットで稼働させた。ブロック生成間隔は75秒から25秒に短縮され、取引手数料の60%を準備金に積み立てる新制度も導入される。メインネットでは11月5日前後の実行を目標としている。
07:00
ビットマイン、1.5万ETHを追加購入|供給量5%目標に99%到達
ビットマインは5日、直近1週間で1万5,112ETHのイーサリアムを購入したと発表した。保有量は602万ETHのイーサリアムとなった。
06:34
米財務省、仮想通貨ミキシング規則案を撤回 正当な活動を妨げる懸念で
米財務省傘下の金融犯罪取締ネットワークが、2023年10月提案の仮想通貨ミキシング報告義務付け規則案を撤回すると通知した。定義の広さが正当な活動を萎縮させかねないとの懸念を踏まえた判断で、金融機関の既存の義務に変更はない。
06:10
米CFTCとSEC、ビットコインやイーサリアム・XRPを原則証券でないと共同解釈
米商品先物取引委員会のセリグ委員長は5日の講演で、個人向けレバレッジ仮想通貨取引を扱う取引所に、連邦登録の新区分「仮想通貨市場」を設ける枠組みを示した。州免許か連邦登録かを選べる仕組みで、準備金証明の義務化案も含む。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧