- 資産トークン化に関する意識調査を実施
- ロイズはトークン化預金による国債購入で実証実験
トークン化に期待するメリットなどで質問
英大手金融サービスグループのロイズ・バンキング・グループは2日、第10回「金融機関センチメント調査」の結果についてのプレスリリースを発表した。英国の主要金融機関の71%が、トークン化が金融サービスの未来を変革すると予想している。
調査は英国の大手銀行、保険会社、金融スポンサー、資産運用会社などの幹部100名を対象としたものだ。この年次調査は2026年4月13日から5月19日の期間に行われた。
トークン化により期待されるメリットについては、最も多かった回答は「支払い・決済の迅速化」であり、回答者の60%が挙げている。次いで「担保と流動性の管理」が41%となった。資金繰りや資本効率に直結する実務的な課題への期待が、上位を占めた格好だ。
また、回答者の77%が「新規・新興技術への投資」を成長のための優先事項と位置づけており、これは2025年の41%からほぼ倍増している。
さらに、回答者は「金融および市場インフラの近代化」を、今後1年間における英国の最大の経済的機会の一つとして挙げている。
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カントンらと提携し実証実験
ロイズのグローバル・マーケッツ共同責任者、ロブ・ヘイル氏は調査結果を受けて次のようにコメントした。
決済の迅速化、担保の効率的な活用、流動性の円滑な移動は、バランスシートを強化する上で具体的なメリットをもたらす。
次の段階は、こうした個々の用途を、大規模に機能するインフラへと発展させることだ。そこでは、デジタル市場と従来の市場を接続するために必要な相互運用性や共通規格の確立が必要だ。
ロイズ自身も、すでに業界パートナーと連携し、トークン化預金や証券などのデジタル資産で実証実験を行っている。
今年1月には、デジタル資産取引プラットフォームのアーカックス(Archax)およびカントン・ネットワーク(Canton Network)と連携し、トークン化預金を使ってトークン化された英国債を購入する取引を完了した。
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