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コインベース、Coinbase Pro年末復活へ デリビット統合を完了

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • デリビットのBTCオプション建玉300億ドル超の流動性に順次接続へ
  • 最大10倍の現物証拠金取引を数週間内に導入

デリビット統合で新取引所が発足

米仮想通貨取引所大手コインベースは7日、仮想通貨オプション取引所デリビット(Deribit)の統合を完了し、「Coinbase Global Exchange」を発足させたと発表した。米国と海外のデリバティブ市場を単一の流動性プールでつなぐ仕組みで、同社は「市場史上初」と説明する。

デリビットは、コインベースが約29億ドルで買収し、2025年8月に取引を完了した。デリビットの9月30日時点のビットコイン(BTC)オプション建玉は300億ドルを超え、昨年の取引高は1兆ドルを上回った。

関連記事:ビットコイン利確が年初来最大、9月22日に2.57万BTC=コインベース分析

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米国勢の海外デリバティブ接続

米国の顧客を海外市場につなぐのは、コインベース傘下の先物取次業者(FCM)であるコインベース・ファイナンシャル・マーケッツ(CFM)だ。米商品先物取引委員会(CFTC)が2026年5月に出したガイダンスで、CFMは米国顧客を海外の仮想通貨デリバティブ市場に接続できる初の米規制FCMになったと同社は説明している。対象はオプションと無期限先物の双方。

米機関投資家向けには、機関向けサービス「Coinbase Prime」でのオプション提供を数週間以内に始める。オンボーディングの受け付けはすでに始まった。米国外の適格なトレーダーにも数週間以内にオプションを展開し、米国の個人向けは年内に提供する予定だ。

現物証拠金取引も数週間以内に導入する。レバレッジは主要銘柄で最大10倍、その他の対応銘柄で最大5倍。担保には15種類を超える資産を使える。ただし米国では、適格契約参加者(ECP)以外は利用できない。新しいマッチングエンジン、個人向け登録手続きの簡素化、アクティブトレーダー向け手数料体系の改定はすでに稼働している。

関連記事:業界初、コインベースが米CFTCの主要3登録を完全取得──USDC担保の24時間体制実現

コインベースは9月28日、米CFTCからデリバティブ清算機関の登録承認を取得したと発表した。先物取引業者・指定契約市場と合わせて主要3登録を全て保有する初の仮想通貨企業となり、規制対象デリバティブ市場での存在感拡大が見込まれる。

Coinbase Proは年末に再始動

プロ向け取引プラットフォーム「Coinbase Pro」は年末に再始動する。同社は一から作り直すとしており、注文ルーティングの高速化や約定フローの改善、大口で取引するアクティブトレーダー向けの高度なツールを備える。ウェイトリストの受け付けも始めた。

旧Coinbase Proは2022年、上級者向けの取引機能をメインアプリの「Advanced Trade」に移す形で終了した。新しいCoinbase Proは、あらゆる市場を1つの場で扱う同社の「Everything Exchange」構想のもとで、プロ向けの専用プラットフォームになる。

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