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メタプラネット、初のユーロ円建転換社債を520億円相当分発行へ

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この記事のポイント
  • メタプラネット、ビットコイン担保借入の一部を無担保・無利息の資金に置き換え
  • 手取金のうち最大約283億円を自己株式の取得に充当

転換社債を発行

メタプラネットは13日、想定発行額520億円、年限5年、利率0%の同社初のユーロ円建転換社債型新株予約権付社債を発行すると発表した。発行の目的は、仮想通貨ビットコイン(BTC)担保の有利子借入の一部を、無担保・無利息の長期資金に置き換えることだ。

置き換えの対象となるビットコイン担保の有利子借入には、金利に係る現金流出が伴い、担保としてビットコインも拘束される。メタプラネットは補足説明資料で、5年間利息を負担せずに長期資金を確保できると説明し、負債総額の引き下げではなく、負債構成の改善と財務上の柔軟性の確保が主たる目的だとした。

出典:メタプラネット

そこで、想定される約519億円の手取金のうち、約236億円を11月にクレジット・ファシリティに係る借入金の一部返済に、最大約283億円を自己株式の取得に充てる。募集は米国を除く欧州・アジア中心の海外市場で行い、募集価格は102.5%、発行価額は100%、払込期日は10月29日、転換価額は未定だ。

発行にあたり、メリルリンチ・インターナショナルが幹事を務める。また、代表執行役CEOのサイモン・ゲロヴィッチ氏は、保有するメタプラネット株式のうち最大5,500万株を、資産管理会社を通じて幹事引受会社らに貸し付ける。

自己株式の取得では、メタプラネットが2026年10月14日から2027年10月13日までを取得期間、上限600億円・2億株を取得枠として、東証での市場買付けにより取得する方針だ。このうち上限約253億円・96,934,800株分は、13日終値の261円で、14日午前8時45分の東証の自己株式立会外買付取引において買付けを委託し、取引結果を同取引の終了後に公表する。

解説記事:メタプラネットが資本配分方針再改定、ビットコイン85〜90%・戦略投資10〜15%が目安

メタプラネットは5日、資本配分方針を再改定し、総資産の85〜90%程度をビットコイン、10〜15%程度を戦略投資枠に充てる目安を定めた。9月30日時点の保有量は44,000BTCのビットコインに達した。

アナリストの見方

今回の転換社債について、アナリストは、ゼロ・クーポンの社債の募集価格が額面を2.5%上回った点を挙げ、転換社債の裁定取引を手がける世界の投資家が、価格変動性(ボラティリティ)に関するオプションの対価として、2.5%を上乗せして購入したと分析した。

また、アナリストは、米国での募集・販売や登録を伴わない海外市場向けの発行のため、米SECの審査を経ずに短期間で払込みまで進むとの見方を示した。

さらに、アナリストは、発行に合わせて自己株式を取得することで、メタプラネット自身の買い注文が裁定取引を手がける投資家の空売りの受け皿となり、浮動株の売り圧力もなくなる効果があると評した。

解説記事:メタプラネットとは?ビットコイン保有戦略と株価が連動する仕組みを解説

メタプラネット(3350)のビットコイン保有戦略、株価が動く3つのエンジン、資金調達の希薄化リスク、WebX2026で語られたデジタルクレジット構想まで、アジア版MicroStrategyと呼ばれる企業の実像を国内最大の暗号資産メディアが解説します。

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