WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

S&Pダウ・ジョーンズ、カントンでトークン化指数参照の初のOTCデリバティブ取引完了

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • S&Pダウ・ジョーンズ、カイコ、デリブネックスが発表
  • DRWとマレックスが店頭スワップを実行

初の店頭スワップ

S&P500などの指数を提供する米S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス、カイコ、デリブネックスの3社は13日、分散型台帳基盤カントン(Canton)・ネットワーク上で初の店頭スワップ取引が完了し、完全にトークン化した指数を参照する店頭(OTC)デリバティブとしても初になったと発表した。

今回成立した店頭スワップは、取引所を通さず当事者間で個別に条件を交渉し、収益や支払いを交換する契約で、資産や指数を直接保有せずに、その値動きによる損益を受ける立場(エクスポージャー)を得たり管理したりできる。3社によると、期間中の管理には通常、複数のシステムや二者間の連絡、当事者間の継続的な突き合わせが必要になるという。

そこで、カントンを基盤とする機関投資家向け店頭デリバティブ・プラットフォームのデリブネックス(Derivnex)は、取引条件を盛り込んだスマートコントラクトとして取引をカントン上に表現し、取引期間を通じて取引に付随する設計にした。米自己勘定取引会社のDRWと英金融サービス会社のマレックスは、これにより価値評価などの管理を共通の同期記録で行えるようになった。

今回の取引は、DRWとマレックスがデリブネックス上で実行したトータルリターン・スワップで、デジタル資産のデータを提供するカイコ(Kaiko)がカントン上でトークン化したアイボックス米ドル流動性投資適格インデックスを参照した。

カイコは署名付きの公式指数値も配信し、デリブネックスが取引期間を通じたポジションの評価に使った。

独自取材:みずほ・野村・JSCCが動く国債オンチェーン実証、カントン・ネットワーク創設者に聞く日本戦略

カントン・ネットワーク創設者ユーヴァル・ルーズ氏が来日取材に応じた。みずほ・野村・JSCCとのJGB担保実証の法的論点、Visa参加の意義、日本戦略を語る。

設計と今後の展開

指数のトークン化にあたり、カイコはトークンに指数データとアクセス権限、利用ルールを組み合わせ、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの利用許諾や知的財産の管理を保ったまま、認められた参加者がデジタル金融の業務で指数データを使える設計にした。

デリブネックスは共通ドメインモデル(CDM)を採用し、デリバティブ取引と期間中の事象を標準的なデジタル形式で表現し、取引当事者が機密性を保ったまま事務を連携できるようにしている。

今回の完了を受け、デリブネックスのジョージ・ハリントンCEOは、取引確認から全期間にわたって共通のデジタル表現を使う仕組みが、実際の機関投資家市場で機能し得ると述べた。また、今後はデリブネックスで管理するポジションをカントン上のデジタル現金や担保と接続し、証拠金・担保・契約上の支払いを同じ基盤で動かせる機能が加わる見込みだ。

解説記事:カントンコイン(CC)とは?将来性・買い方を徹底解説【2026年最新】

カントンコイン(CC)とは何か?JPモルガンやHSBCが採用するRWA特化ブロックチェーンの仕組み・将来性・価格動向から国内での買い方まで解説。2026年8月時点の最新情報。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/14 水曜日
07:05
トレザーウォレット、正規販売店網を縮小 予防措置と説明
仮想通貨ハードウェアウォレットのトレザー(Trezor)がレジャーウォレット事件を受けて正規販売店網を縮小する。書簡を受け取った販売店の認定は2027年1月1日に終了し、トレザーは端末の侵害の証拠はなく予防措置だと説明した。
06:15
S&Pダウ・ジョーンズ、カントンでトークン化指数参照の初のOTCデリバティブ取引完了
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスらは13日、カントン上でトークン化した指数を参照する初のOTCデリバティブ取引が完了したと発表した。DRWとマレックスがデリブネックス上で実行した。
06:05
リップルとPrivyが提携、XRPレジャーの決済・AI向けウォレット基盤を開発者に提供
ストライプ傘下のPrivyがリップルと提携し、XRPレジャー上のウォレットを開発者がプログラムで作成・署名できるようにすると13日に発表。XRPやRLUSDに加え、AIエージェント向けのx402決済にも対応する。
05:42
スイ、Devネットで耐量子取引に初成功|メインネット導入は2027年Q1目標
仮想通貨スイ(Sui)の開発元ミステン・ラボは、開発者ネットで耐量子署名ML-DSA-65に対応し、初の耐量子取引の処理に成功したと発表。メインネットでのアカウント認証は2027年第1四半期が目標に。
05:00
レジャーウォレット、不正部品がリカバリーフレーズを画面から読み取る手口を公表
仮想通貨ウォレット大手レジャーは13日、東南アジアの販売店クリプトビリス経由の製品に仕込まれた不正部品が、画面表示のリカバリーフレーズを読み取りLTEで送信する手口を明らかにした。確認済みの損失はすべてクリプトビリス経由だという。
10/13 火曜日
21:30
メタプラネット、初のユーロ円建転換社債を520億円相当分発行へ
メタプラネットは13日、想定発行額520億円、利率0%の同社初のユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の発行を発表した。仮想通貨ビットコイン担保の有利子借入の一部を無担保・無利息の資金に置き換え、借入返済と自己株式取得に充てる。
19:16
利上げ後アルトコイン中央値は21%上昇、実質金利が鍵=バイナンス・リサーチ
バイナンス・リサーチの週次レポートによると、9月の利上げ以降、BTCは9.3%、ETHは2.7%上昇した一方で、その他194銘柄の中央値は21%上昇した。米10年債の実質金利上昇を軸に、株式・仮想通貨市場の動向と今後の注目材料を解説する。
17:15
韓国地銀、ビットコイン担保のウォン建て融資を開始
韓国の全北銀行が法人向けに仮想通貨ビットコイン担保のウォン建て融資を開始したと伝えられる。背景の一つには民事執行規則改正があり、担保は外部のカストディ業者が保管する。
13:05
米上場ビットコインマイナーIREN、AIクラウドでアンソロピックと複数年契約か=報道
The Informationは仮想通貨採掘・データセンター企業IRENと生成AIのアンソロピックが複数年のクラウド契約を結んだと報じた。現在のところ両社とも公式発表はしていない。
11:41
コインチェックG子会社の関連企業、アブダビの金融事業免許の原則承認を取得
コインチェックグループ子会社3iQの関連企業は、アブダビの金融事業免許の原則承認を取得。長期的には、仮想通貨ビットコインやイーサリアムのETFの提供などを世界の適格投資家へ拡大していきたいと述べている。
09:55
スタンダードチャータード、リップルのRLUSDのカストディを開始
スタンダードチャータードは、リップルのステーブルコインRLUSDの機関向けカストディサービスを開始したことを発表。リップルとLMAXグループとの協業も公表した。
10/12 月曜日
21:10
ストラテジー、4週連続でビットコイン買い増し 34億円相当BTCを取得
ビットコイン保有最大手のストラテジーが10月5日から11日に250BTCのビットコインを取得し、買い増しは4週連続となった。保有量は848,250BTCに達し、1億9,240万ドル分のSTRC優先株の買い戻しも実施した。
12:54
カルシ、トランプ次期報道官の起用を的中させた取引を調査 確率1%
米予測市場カルシは、トランプ大統領の新報道官にケイティ・ザカリア氏が指名される直前の不審な取引を調査中だ。確率約1%の予想が的中し、約173ドルが約9,600ドルになる見込み。指名報道の20分前に行われた取引もある。
12:05
FTX元幹部、ネットフリックスによる事件の「ラブストーリー」化を批判
仮想通貨取引所FTX元COOのコンスタンス・ワン氏が、ネットフリックスの新ドラマ「The Altruists」の予告編について、職場や人物像の描写は実態と異なると批判している。
11:35
ハイパーリキッド系1000倍DEX、価格操作でトレーダーが約2億円利益か
ハイパーリキッド上で10日に取引を始めた最大1,000倍レバレッジのDEX「Papertrade」で、あるウォレットが参照価格を動かす取引を繰り返し、約128万ドルの利益を得た。運営は建玉上限の緩さが原因と説明し、引き締めに動いた。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧