- Slash Cardが事前登録制を終え一般公開
- 運転免許証での本人確認と生体認証に対応
- 最大1.5%還元のカードランク制度を導入予定
専用アプリ公開で一般申し込み開始
シンガポールのSlash Vision(SLASH VISION PTE. LTD.)は15日、スマートフォンアプリ「Slash App」を正式リリースした。同時に、ステーブルコインで決済できるカード「Slash Card」の事前登録制を終了し、一般公開に切り替えた。利用希望者はアプリから直接申し込める。
Slash Cardは、米ドル連動型ステーブルコインUSDCを決済原資とするVisaカード。Slash Visionとオリエントコーポレーション(オリコ)、アイキタスの3社が提携して運用し、2026年4月20日に発行を始めた。発行開始後は事前登録者に限って提供してきた。
利用者は自身のウォレットで資産を管理したまま、国内外のVisa加盟店で支払いに使える。決済のたびにUSDCを円へ替える手続きは不要で、加盟店側は通常のカード決済と同じく法定通貨で代金を受け取る。同社はUSDCを活用した日本初のVisaカードとうたう。
関連記事:USDCで国内Visa加盟店払いが可能に 「Slash Card」日本で発行開始
スラッシュ・ビジョン、アイキタス、オリコの3社が、USDCを法定通貨に交換せず国内外のVisa加盟店で決済できる「Slash Card」の日本発行を2026年4月20日に開始。
運転免許証での本人確認に対応
Slash Appは、ステーブルコインの保管や送受金ができるセルフカストディ型ウォレットに、カードの申し込みや決済の管理機能をまとめたアプリだ。セルフカストディとは、取引所などに預けず利用者自身が資産を管理する方式を指す。これまでWebアプリで提供してきた機能を引き継ぎ、iOSとAndroidに対応する。開発・運営は日本法人のSlash Vision Japanが担う。
アプリには3つの新機能を加えた。中心となるのは本人確認手段の拡充だ。従来はマイナンバーカードにしか対応しておらず、持たない人はカードを使えなかったが、運転免許証でも確認できるようにした。顔認証と指紋認証によるログインにも対応し、アプリの起動やPIN入力を生体認証で代替できる。友人を紹介し、紹介先が初回決済を終えると紹介者に1人あたり10ドル相当を付与する制度も始めた。
3段階のカードランク導入へ
Slash Cardには、Virtual・Normal・Premiumの3つのカードランクを設ける予定だ。サブスクリプションへの加入やレンディング額などに応じてTier Pointを付与し、その水準でランクごとの特典を決める。Premiumランクでは最大1.5%のキャッシュバックを用意する計画で、特典の内容や数値は変更となる場合があるとした。



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