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5人のイーサリアム有識者が教える『学習コンテンツ』教材〜学習方法編

7月8日から「Road to Devcon」と称し、10月に大阪で開催が決まったDevcon5へ向けたイベントを計4回のシリーズで開催いたします。

この記事は、第1回となる「Road to Devcon 1.0」の予習コンテンツであり、更にこれからEthereumを学びたい方へオススメの内容となっています。

Devconとは

世界最大のイーサリアム開発者カンファレンスである「Devcon 5」の開催地が大阪に決定しました。開催日は2019年10月8日から10月11日の四日間となりました。 Ethereum のイベントは世界中で開催されていますが、Devcon はEthereum foundation が主催する唯一のイベントであり、世界中から開発者、研究者の集まるとても質の高いイベントです。

公式サイト:https://devcon.org/

以下、今年のトピックの日本語訳です。

◆今年のプログラムは8つのコアテーマからなっています。

1. Eth 1.X: スケーリング!EWASM!現在のEthereumの改良

2. Eth 2.0: シャーディング!プルーフオブステイク!その他色々!未来のEthereumの構築

3. Developer Experience: どのようにしてEthereumの開発をよりシンプルで、拡張可能、自由で楽しいものにするか。

4. UX & Design in the “Real World”: ユーザにとってより直感で、安全、快適なエクスペリエンスを実現するには?非中央集権型システムは既存組織、企業システム、ビジネスモデルにどのような影響を与えるか。

5. Medium as Message: 私達の作業はコラボレーション、コラボレーション、構築を行うツールによってどのように進歩、または弱体化しているのか。このトラックではコラボレーション、コミュニーケーション、構築に使うツールの技術的、哲学的な影響を探りながら私たち自身と一般の人々に分散型の選択肢を教えます。

6. Society and Systems: なぜ #BUIDL するのか? このテクノロジーが人々の生活、調和、意思決定をどのように変えるのか。このトラックではガバナンス、クリプトエコノミクス、ソーシャルインパクト、ミームなど人間の行動に関するあらゆるものを対象としています。

7. Security: ユーザのデータと資金の安全性をどのように確保するか。

8. Privacy: どのようにユーザが自分のデータを管理(empower)できるようにするか。

Road to Devcon

Ethereum Japan主催でCoinPostも運営協力を行なっているイベント「Road to Devcon」

第1回となるRoad to Devcon 1.0(以下 RtD1.0)を7月8日に開催いたします。このイベントでは、10月に開催を控えたDevcon5に向けて、計4回のシリーズのミートアップを開催し、改めてEthereumを考える場となり、さらに参加予定メンバーの一体感を創出していくことを目的としています。

RtD1.0では、Ethereum Japanのメンバーに加え、Ethereum技術者コミュニティーである Hi-Etherでも活動されている中城 元臣 氏、Devcon2から参加をされている井上真 氏やICOVO CTOである西村洋一 氏もスピーカーとして参加を予定しております。

イベント申し込みページ

Ethereum有識者に聞いたオススメ学習コンテンツ

「Road to Devcon 1.0」のスピーカーを務めるEthereumの有識者の方々に、Ethereumのオススメ学習コンテンツやご自身の勉強法を伺いました。

Ethereum有識者紹介

宇野 雅晴 氏

tw:@UNOkov

BUIDL Vice President

Ethereum Japan chairman

うどん 氏

tw:@udon_crypto

Ethereum Japan Member

Stir COO & Co-Founder, Turingum Advisor & Co-Founder

中城 元臣 氏

tw:@nakajo

Chaintope Chief Ethereum Researcher

井上 真 氏

tw:@makoto_inoue

Kickback Co-founder, ENS Engineer

西村 洋一 氏

tw: @yoshikazzz

ICOVO CTO

第一回目のイベントへ参加予定の方やEthereumをこれから勉強する方は、ぜひこちらを参考にしてみてください。

Q1. Ethereumを初めて学んだ時に使った教材(サイトや書籍など)を教えてください。

宇野 雅晴 氏

Ethereum White Paper、ZOOMブログ、blog.ethereum.org、Hacker Noon、ethereum.orgなどブログを中心に。

うどん 氏

昔は情報がほとんどなかったので、Ethereum公式と、Devconとかの登壇者のYoutube見まくりました。

中城 元臣 氏

過去に自分が学習したときの流れと、参考にするとよいサイトをブログにまとめておりますのでそちらを参考ください。

井上 真 氏

B9lab Academy:https://academy.b9lab.com/

西村 祥一 氏

Ethereum 公式ドキュメント

有名プロジェクトの ICO ソースコードを github 経由で (Augur, Status, TenX など)

Q2. Ethereumを今から学び始める方へオススメの教材があれば教えてください。

宇野 雅晴 氏

Mastering Ethereumethereum.orgに有益なコンテンツがたくさんあります。

うどん 氏

英語が行けるなら下記3つは必ず!

ETHHUB:https://ethhub.io/

Ethereum公式:https://www.ethereum.org/

Github Ethereum Wiki:https://github.com/ethereum/wiki/wiki

あとはDevconの動画を見るとか。

日本語で開発学ぶなら本がいくつか出てますのでそちらを。体系的に学べるのは上の英語のやつがいいですね。

中城 元臣 氏

CryptoZombies

あと流し見した程度ではありますが、 https://www.zastrin.com/ のサイトもFREEコースで実際にSample Dappsを作成するところまで学習できるのでよさそうです。

西村 祥一 氏

CryptoZombies

Q3. Ethereum関連で必ずチェックしているサイトなどあれば教えてください。

宇野 雅晴 氏

Twitter: @ethereumblog.ethereum.orgを読んで、わからないものを調べる。

うどん 氏

GithubのEthereum Wikiはチェックしてます。

The Ethereum Wiki. Contribute to ethereum/wiki development by creating an account on GitHub.

宣伝ですが、自分が管理しているメディアも参考にしてます。

Stir Lab:https://lab.stir.network/

中城 元臣 氏

A self-organized Fellowship within the Ethereum community to maximize technical opportunities, share ideas, and work together effectively across national, organ...

井上 真 氏

https://weekinethereumnews.com/ のニュースレター

西村 祥一 氏

Civilized discussion furthering Ethereum research
Andreessen Horowitz (a16z) is a venture capital firm in Silicon Valley, California, investing in bold founders, innovators, and entrepreneurs building the futur...

Q4. Ethereumの学習方法でコメントあれば教えてください。

宇野 雅晴 氏

トピックが多すぎるので、ざっと概観を把握して興味のある所をethresear.chで深掘りしたり、Twitterでリサーチャーをフォローするのがいいと思います。

うどん 氏

Ethereumと一口に言っても多様な要素が絡んで来るので、さくっとまなぶのはとても難しいです。

全てに対して「難題かかって来いや!」というお気持ちと、「つまりどんなアプローチでその課題を解決しようとしているのか?」という方向性を考えながらやるといいと思います。

ようこそ修羅の道へw!

中城 元臣 氏

学習するレイヤーとしてまず大きく以下の3つに分かれると思います。

1. 1stレイヤー層(Ethereum coreの仕組みとか。)

2. SmartContract設計(DeFiなどが注力しているレイヤー。スマートコントラクト固有の制限においてどのようにデザインすべきか?など)

3. Dapps層(主にUXやスマートコントラクト利用上のセキュリティープラクティスなど。)

ある程度学習が進んだ後に、どのレイヤーの学習が必要か?or 興味があるか?を意識して、選択していくと効率が良いかもしれません。

井上 真 氏

自分でとりあえず何か作ってみる。Kickback自体もともとSolidity学習が目的で作りはじめました。

西村 祥一 氏

READ & BUIDL

良ソースコード・リーディングと自分でなんでも作ってみること

公開企業
企業名

Road to Devcon

運営サービス

Devconは、Ethereum財団が毎年開催しているカンファレンスです。 Ethereumの領域に新しく参入してきた人にとって、Devconは新しい世界の考えを知るための密度の濃い場所です。すでに熟知している人にとっては、それは家族の再会であり、エネルギーとクリエイティビティが集まる場所になります。

公開日時

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