英国領バミューダ諸島、納税など政府への支払いでステーブルコイン「USDC」を受付開始
- 政府への支払いにステーブルコイン利用へ
- 北大西洋に位置する英国領バミューダ諸島の政府が、税金を初めとする政府への支払いで、ステーブルコイン「USDC」の受付を始める。非中央集権的なサービスを支持する同政府は、今後も新しいサービスを考案するという。
政府への支払いにステーブルコイン利用へ
北大西洋に位置する英国領バミューダ諸島の政府が、税金や手数料を初めとする政府への支払いで、ステーブルコイン「USDC」の受付を始めることが分かった。政府としては初の試みであるという。
現地で仮想通貨取引所のライセンスを取得し、USDCの発行企業でもある米仮想通貨企業Circle社が発表した。
バミューダ諸島の政府は、ステーブルコインをペッグする米ドルの利用や、非中央集権的なプロトコルと金融サービスを支持している。Circle社は今回の発表について、同政府の新サービスの一部にすぎないと述べた。
USDCは、米最大手仮想通貨取引所コインベースとCircle社が共同で設立した「CENTRE」によって2018年に発行された。それ以来、ステーブルコインのプロジェクトでは世界で2番目の発行量を誇る。米仮想通貨分析企業Coin Metricsのデータによると、USDCの供給量は2019年初めから80%増加しており、先週最高値(ATH)を記録した。
Circle社は今年7月、同社が運営する仮想通貨取引所「Poloniex」の米国以外のユーザーへの対応を、バミューダ諸島で行う計画を発表している。
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