Huobi、取引機能をホワイトラベルで展開 中東エリアの仮想通貨取引拡大に貢献
中東へ事業拡大
仮想通貨取引所Huobi Globalの親会社Huobi Groupが、各企業が自社ブランドとして利用できる取引所のプラットフォーム機能を解放、ホワイトラベルモデルで展開を行い、中東地域にビジネスを拡大する。仮想通貨取引の機能を企業が導入しやすい環境を提供し、取引システムなどの管理系統をHuobiが一元化する。
発表によると、取引所を設立するためのプラットフォーム「Huobi Cloud」が中東の市場で利用できるようになるという。これに伴い、中東や北アフリカ(Middle East and North Africa:MENA)のオンライン決済サービス企業などが、既存の顧客に仮想通貨取引サービスを提供できるようになったと説明している。取引ペアや流動性についてはHuobiの本家取引所と同じだ。
HuobiのMENA地域オフィスの共同創設者Mohit Davar氏は、アラブ首長国連邦がブロックチェーン技術に非常に興味を示していると説明。また現状について、「Huobiは、仮想通貨投資家が安全で利便性の高い1箇所の取引所で投資できるよう、統一されたプラットフォームを元に、デジタル資産の様々なサービスをグローバルに提供している」と話す。
The Blockに提供された別の発表では、Huobi Cloudは現在、世界120超の取引所の設立に利用されていると説明。そこにはHuobiブランドのHuobi Russia、Huobi Indonesia、Huobi Thailand、Huobi Argentinaも含まれる。
Huobiのライバルである世界最大手仮想通貨取引所バイナンスも、同じ方面の地域に注目している。先月24日にアフリカのナイジェリアの法定通貨NGN(ナイジェリア・ナイラ)、そして昨日ロシアの法定通貨ルーブル(RUB)の取り扱いを発表した。
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