「数年の間にデジタル通貨を利用する」イングランド銀行総裁が見解示す
イングランド銀行総裁の見解
イングランド銀行(BoE)総裁のAndrew Baileyは13日、開催された学生とのオンラインセミナーで、「BoEは中央銀行としてデジタル通貨を発行すべきかを検討している」と発言した。
決済や社会に与える影響は非常に大きいと語り、「個人的には今後数年の間に、BoEがデジタル通貨の利用に取り組むと考えている」との見解を示した。新型コロナウイルスが感染拡大する今の時代に、デジタル通貨は非常に重要なテーマであると語っている。
BoEは以前からデジタル通貨の利用に関して前向きな姿勢を示してきた。日銀らとの中央銀行と協力し、デジタル通貨の共同研究を行っている。
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また今年3月にはデジタル通貨に関するディスカッションペーパーを発表。民間利用と決済インフラの両面で、デジタル通貨の価値を認めていることが分かった。BoEがデジタル通貨を発行した場合は英ポンドでの表記になるという具体的な表現も確認されている。
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今年初め、BoEの現金部門のトップが「各国の中央銀行がデジタル通貨のリサーチを行うことは重要だ」と指摘。その際、デジタル通貨を提供するのは公的機関と民間企業のどちらがベストなのかを考える必要があると述べている。
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