CoinPostで今最も読まれています

お金として利用できる仮想通貨「今後誕生する可能性はある」=英中銀アナリスト

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CBDCのオンラインセミナーを開催

英中央銀行のイングランド銀行(BoE)で、中銀発行のデジタル通貨(CBDC)の分析を行うアナリストが、7日にオンラインセミナーを開催。今後の通貨の発行・流通において、民間企業が重要な役割を果たすとの見解を示したことが分かった。

BoEはビットコイン(BTC)を初めとする仮想通貨は、通貨に必要な要素を満たしていないと述べてきたが、アナリストは今後技術が発達し、民間ベースで通貨の役割を果たせるものが開発される可能性はあると語った。

民間企業が、金融包摂など現在の金融システムが抱える問題を解決できる可能性もあると言及。民間ベースで決済に利用できる通貨の誕生もあり得ると指摘した。

なお、BoEはCBDCに対して前向きな中央銀行の一行だ。先月にはディスカッションペーパーを発表し、価値の保存や、日常生活およびビジネスにおける決済のために設計されたCBDCの概要を説明。利便性の高い決済環境や国際送金など、多くのユースケースを生む可能性があると発表している。

関連「デジタル通貨は発行する価値がある」英中銀がCBDCの考察を発表

今回アナリストは、そのCBDCの発行・運用には中央銀行だけでなく、民間企業の協力も必要であると述べている。昨年は、決済システムの構築や仮想通貨の利用について、複数の大手IT企業から提案があったという。

また、CBDCの運用は中銀と民間企業の両方が関わるハイブリッドモデルになる方向で進めていると説明。新たなリスクも伴うが、実用性があれば、民間企業が発行する通貨もCBDCと並行して活用できる可能性があるとの見解を示した。

オンラインセミナーで挙がった、CBDCの主な課題にはプライバシーの保護がある。決済に関する情報やデータの共有範囲等について安心してユーザーが利用できるようにしなくてはいけないと述べ、プライバシーを尊重し、ユーザーがデータを管理できるような仕組みにしたいと説明した。

セミナーの参加者からは、CBDCヘの両替やアクセスの仕方も重要だという声があったという。また税金等の政治における利用方法や、サイバーセキュリティ対策なども話題に上がった。

CoinPostの注目記事

イギリスの仮想通貨事情、規制面で抱える課題と関連ビジネス|Freewallet寄稿
この記事では、イギリスの仮想通貨事情について、仮想通貨規制と規制に関する近年の進展、仮想通貨はイギリスで人気があるのか、どのような仮...
フランス中銀、中央銀行デジタル通貨の応用実験へ向け提案募集
フランス銀行が中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)を実験的に応用する提案を募集している。実験プロジェクトは、ユーロ圏がデジタルキャッシュについて議論する上でも参考とされる見込み。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/24 水曜日
07:10
ビットコインの機能を拡充する新提案が公開
仮想通貨ビットコインのブロックチェーン上でスマートコントラクトなどを実現する開発提案がBIP-420として公開。以前から関心を集めている提案の内容が改めて説明された。
06:35
バイナンスアプリの削除、フィリピン当局がアップルとグーグルに命令
フィリピンはバイナンスの顧客基盤における重要な構成国だが、同SECは2023年11月以降、バイナンスを投資に利用しないよう国民に積極的に警告していた。
05:50
エルサルバドルの国営ビットコインウォレット、ハッカーがコードを流出
今回の漏洩は、4月上旬に報告された510万人のサルバドル人の個人情報リークを含む、一連のChivoウォレット関連のハッキングに続くものだ。
04/23 火曜日
19:00
メゾンマルジェラ MetaTABI NFT発売
メゾンマルジェラがMetaTABI NFTを一般販売開始。デジタル専用設計のタビシューズはThe Fabricantとのコラボで、限定版タビブーツとレザーウォレットが付属。今後のWeb3ブランドイベントにも参加可能。
18:00
ライフカードVプリカ 仮想通貨で購入可能に
ライフカードが暗号資産(仮想通貨)決済サービス事業者Slash Fintechと提携。2024年5月15日から「Slash Vプリカ SHOP」でステーブルコイン等を使ったVプリカギフトの販売を開始する。インターネットショッピングやオンラインゲーム等、デジタルサービスでのプリペイド決済が拡大する見込み。
14:00
ベネズエラ、石油取引で仮想通貨使用を加速か
ベネズエラの国営石油会社PDVSAは原油と燃料の輸出において、暗号資産(仮想通貨)の利用を増やす計画だ。背景には米国による制裁再発動がある。
13:00
SEC弁護士2名が辞任、「重大な権力乱用」と非難受け 
米仮想通貨企業Debt Boxに対する訴訟において、連邦地裁が「重大な権力乱用」を理由に米国証券取引委員会に制裁を課したことを受け、同委員会の担当弁護士2名が辞任したことがわかった。
12:00
「スイス中銀はビットコインを準備資産に持つべき」2B4CHが提唱
スイスの仮想通貨擁護団体「2B4CH」は、スイス国立銀行がビットコインを準備金として持つことを提唱している。国民投票を目指す計画だ。
11:00
米大統領候補ケネディJr氏、ブロックチェーンによる国家予算監督を提唱
米大統領選候補のロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は21日、米国の国家予算をブロックチェーンに記録して透明性を高めるという考えを披露した。
10:12
NY証券取引所、取引時間の延伸を検討か
仮想通貨と同様に株式等を24時間取引できるようにすることのメリットなどを、ニューヨーク証券取引所が市場参加者に調査していることがわかった。調査の概要が明らかになっている。
09:25
Xverseウォレット、ビットコインRunes機能対応
XverseはOKXのOrdinalsマーケットプレイスや、Magic EdenのビットコインNFT電子市場で利用可能だ。ライバルの仮想通貨ビットコイン専用ウォレット「UniSat」もRunesに対応済み。
08:00
FTX、ロックされたソラナを個人投資家参加のオークションに
FTXは4月上旬ロックされたSOLを清算するために、高割引として、2,500万~3,000万の仮想通貨SOLを約19億ドル相当で売却。これは、1トークン=64ドルの安値だったが、当時の価格は約175ドルだった。
07:15
スクエニ「シンビオジェネシス」、世界展開をアニモカJPが支援
スクエニのNFTコレクティブルアートプロジェクト「シンビオジェネシス」の世界展開を支援するとアニモカブランズジャパンが発表。400社超のWeb3企業に投資するアニモカブランズのネットワークも活用する。
06:45
Magic Eden、ビットコインのミームコイン規格Runesに対応
Runesはビットコインの4度目の半減期が発動した4月20日にローンチされたビットコインメインネット上で代替可能な新規ミームコインを発行するプロトコルで、既存のBRC20トークン規格の改善版に当たる。
05:55
コインベース、AI・ゲーミング仮想通貨銘柄新規上場
KARRATプロトコルは、仮想通貨KARRATによってサポートされた分散型ゲームインフラストラクチャレイヤーで、ゲーム、エンターテインメント、AI主導の体験進化を加速させることを目的としている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/24 11:30 ~ 13:30
その他 オンライン
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧