リトアニア国税局、押収した約8億円相当の仮想通貨を売却
8億円の仮想通貨の売却
欧州リトアニアの国税局が、今年2月に押収した約8億円に相当する暗号資産(仮想通貨)を売却したことがわかった。地元新聞Delfiが報じた。
売却した銘柄はビットコイン、イーサリアム、モネロの3銘柄。国税局は売却にあたり、「仮想通貨の押収から清算までのプロセスは、国税局が行った初めての事例」と説明している。
政府当局が押収した仮想通貨を精算する事例は、各国で犯罪の摘発が進む中で増加傾向にある。
押収事例で最も話題となった今年の事例では、米政府が、ダークウェブ「シルクロード」に関係するアドレスが所有する10億ドル相当(約1000億円)のビットコインが押収されたケースがある。
押収されたビットコインは当時のBTC保有量ランキングで4位にランクインした大口アドレスに関連したもので、数量は6万9369BTC。金額が当時の価値で10億ドル相当と巨額であったことから、市場の売り圧力も一時的に警戒された。(現時点で、米国政府の売却予定などに関する情報開示はなし)
参考:Delfi
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します