DeFi関連銘柄YFIが高騰、背景は?

YFI高騰

DeFi(分散型金融)関連銘柄のYFIが前日比で約36%高騰。は31,000ドル台に取引価格が乗った。

出典:CoinGecko

YFIは、DeFiアグレゲータープラットフォームYearn.finance(ヤーン)のネイティブトークンだ。

DeFiセクターがブームとなった2020年の夏頃には、YFIは一時43,000ドルまで達していたが、9月初めに発生した「寿司騒動(Sushiswap)」の影響を受け、DeFiセクターは全面安となり、YFIはその後8,500台まで下落していた。

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3万ドル台への復帰は12月3日以来、1ヶ月ぶりとなる。

好材料とは

Yearn.financeは、2020年の年末にかけて、Cream.financeやSushiswapなど複数のDeFiプラットフォームとの技術統合を行った。

今回の高騰背景は、ビットコイン市場との連れ高のほか、Yearnエコシステムのアップグレードに関する発表がある。

7日の公式発表によると、Yearn、Cream、Alpha Homoraの資金プールv2がレバレッジを利用が可能になった。DeFiファーミング時に、証拠金取引のように、より多くの資金を利用し、ファーミングすることができるようになる。

Alpha Finance LabのプロダクトAlpha Homora v2は、クロスチェーンエコシステムのプラットフォームで、最適化のファーミングを提供。Yearnとコラボし、SushiswapやCreamとの相互利用を可能にしている。

イールドファーミングとは、需給バランスによって常に変化する利率に応じて流動性の提供先を変え、最も大きなリターンを得る取り組みのこと。

流動性マイニングはイールドファーミングを行う人達を惹き付けるために、流動性提供の対価として利息の他にガバナンストークン(ガバナンスへの参加権を表現するトークン)が付与されることを指す。

また、1月5日には、Yearnは「担保されたステーブルコインイールドクレジット」という融資プロダクトの最新イテレーション(一連の工程を短期間で繰り返す開発サイクル)をリリースし、担保資産による取引手数料の取得を導入した。これらの新プロダクトの導入はYearnおよびYFIのエコシステムを拡大するものとして見られている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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