仮想通貨取引所FTX、オントロジー(ONT)の無期限先物をローンチ

無期限先物をローンチ

暗号資産(仮想通貨)取引所FTXが、オントロジー(ONT)の無期限先物をローンチしたことがわかった。

ONTは「信用」に関する情報をデジタル化して、分散的に管理や保存ができる環境の構築を目指している仮想通貨。現在はバイナンスやHuobi Globalなど複数の取引所に上場しており、データプロバイダーCoinGeckoによると、本記事執筆時点で1番出来高が多い取引ペアはバイナンスのテザー建(ONT/USDT)となっている。

プロジェクトとしては、様々な用途に利用可能な分散型台帳とスマートコントラクトを実装できる、高性能なパブリックブロックチェーン技術を開発・提供。発行されているトークンは2種類あり、コンセンサスおよび他のガバナンス機能でのステーキングに使用できるトークンがONTだ。

もう1つはオンチェーンサービスに使用されるユーティリティトークン「ONG」だが、今回FTXに上場したのはONTの方である。

最近の開発

2020年はDeFi(分散型金融)の参入に注力したONTのプロジェクトは今月、2021年のロードマップ(計画書)を発表。今年はプロダクトを他のチェーンと統合して、さらに多くのユーザーを取り込むことを目標にしていると説明し、以下の5つのプロダクトについて開発計画を発表した。

  • 分散型IDソリューション「DeID」
  • 分散型レンディングサービス「Wing」
  • 信用評価システム「OScore」
  • ウォレット「ONTO」
  • 分散型データプロトコル「SAGA」

2つ目のWingはレンディングに特化したDeFiのプラットフォーム。現在利用できるプロダクトはONTなどをステークすることによってイールドファーミングを行うことができる「Flash Pool」と、信用基盤のレンディングサービス「Inclusive Pool」の2つのみだが、今年は新たなプロダクトをWing上で構築し、貸借および担保可能な資産の種類を増やしていくという。

関連分散型ID開発のオントロジー、21年のロードマップ公開

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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