仮想通貨ネムの新チェーンSymbol(シンボル)、ローンチ予定日が急遽延期
NEMの新通貨Symbol、ローンチずれ込む
3月15日に誕生予定だった仮想通貨ネムの新チェーンSymbol(XYM)について、急遽ローンチが延期されることがわかった。NEMベンチャーズのディレクターであるDave Hodgson氏が報告した。
Symbolは、仮想通貨ネム(XEM)のハイブリッド型ブロックチェーン。新通貨XYM(ジム)は、3月12日にブロック高#3,105,500で取得されたスナップショット時の仮想通貨ネムの保有量に応じて、Symbolローンチ時に1:1の比率で配布される予定だ。
Hodgson氏の報告では、過去4-6時間の作業の中で問題が発生し、解決には明日までかかる見込みだと言及。ネットワークもFinalityも運用可能であるものの、問題を特定するために新たなフェイク、またはプレ・メインネットで最終テストを実行すると述べた。
日本時間3月17日1時(16:00 UTC)に再び進捗状況をアップデートすることを明かしている。
Hodgson氏によれば、残りのステップは変わらないものの、「厳しい決断だった」と説明。「ネットワークの安定とセキュリティー、信頼性を保証する上で、この問題を対処してから前進するのが正しいとの結論に至った」と述べ、主要デベロッパー、テストチームとNGL幹部からも、全員一致で問題への対処を最優先する姿勢が後押しされたと語っている。
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*3月17日8時12分の発表を追記:「Symbolメインネットローンチの最終ステージに進んでいる」と掲載。
*3月17日12時の発表を追記:Symbolメインネット、正式ローンチ。
21年3月17日、仮想通貨ネム(XEM)の新通貨Symbol(XYM)が誕生した。かつてカタパルトと呼ばれた新チェーンは、4年間の開発の集大成という位置付け。国内取引所では、金融庁の認可後の取扱いとなる。
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