NFTマーケット「OpenSea」、シリーズAで25億円調達──a16zなど参加

OpenSeaのシリーズA

NFT(非代替性トークン)マーケットプレイス「OpenSea」のシリーズAで計25億円を調達したことがわかった。

シリーズAには、米大手ベンチャーキャピタルのa16zやNBAフランチャイズオーナーのMark Cuban氏のほか、エンジェル投資家Naval Ravikant氏やクリエイターの3LAU氏、RAC氏など複数名も参加した。

VC界大手のa16zは仮想通貨関連投資を率先して行う企業としても知られている。これまでコインベースやMakerDAOのほか、NBA Top ShotなどのNFTを発行するDapperやArweaveなど複数の仮想通貨関連企業やプロジェクトもポートフォリオに持つ。

また、バスケットボールリーグ「NBA」のチーム「ダラス・マーベリックス」のオーナーであるMark Cuban氏も仮想通貨やDeFi(分散型金融)に関心を持つ大物投資家として注目されている。イーサリアムやDeFiの有用性に関して度々発信し、先日はダラス・マーベリックスのチケットや関連グッズを購入する際、ドージコイン(DOGE)で決済できるサービスを開始した経緯もある。

さらに、3LAU氏は世界的ミュージシャン・DJでありながら、自身のNFT作品をOpenSeaに出品するなど初期からNFTのクリエイションなどに携わる人物としても知られる。

NFT市場

現在、NFT界隈は大きな脚光を浴びている。著名人によるNFTや音楽系NFT、高額なNFTアートなどジャンルが多岐に渡り投資家から人気を博している。

OpenSeaは主要NFTマーケットプレイスとしてトレードや競売が活発に行われている。同社CEOのDevin Finzer氏は出資に関して、「世界はNFT・ブロックチェーン技術の革新性に気づき始めた。これからは、デジタル所有権が世界に広まる時代が到来し、OpenSeaはそのエントリーポイントとなる」と展望を語った。OpenSeaの早期投資家には、日本の仮想通貨ベンチャーキャピタルgumi Cryptos社やBlockchain Capital社などもいる。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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