米大手資産管理会社Invesco、2つの仮想通貨関連ETFを申請

Invescoも参入か

米大手資産管理会社Invescoは暗号資産(仮想通貨)とブロックチェーン関連のETF(上場投資信託)の目論見書をSECに提出したことが確認された。伝統金融による申請事例が相次いでいる状況だ。

ジョージア州・アトランタに置かれるInvescoは1,600億円相当の資産を運用する大手投資会社で、今回、「Galaxy Blockchain Economy ETF」と「Invesco Galaxy Crypto Economy ETF」という2つの業界関連ETFの申請を行う。

「Galaxy Blockchain Economy ETF」は独自指数の「Alerian Galaxy Global Blockchain Index」のパフォーマンスを追うもので、「Invesco Galaxy Crypto Economy ETF」は「Alerian Galaxy Global Cryptocurrency-Focused Blockchain Index」という指数のパフォーマンスを追う仕組みになる。これらの指数はまだローンチされていない。

それぞれの指数に組み入れられる企業株式の条件は、以下の通り:

Alerian Galaxy Global Blockchain Index

  • 仮想通貨マイニング企業
  • マイニングチッププロバイダー、マイニングマシン生産企業
  • 仮想通貨取引所、カストディ企業
  • 仮想通貨を保有する企業
  • 仮想通貨と関係しないブロックチェーン技術のリサーチおよび開発に携わる企業
  • これらの企業が上場企業(米国外可)で、時価総額は少なくとも50億円相当、など

Alerian Galaxy Global Cryptocurrency-Focused Blockchain Index

  • 仮想通貨マイニング企業
  • マイニングチッププロバイダー、マイニングマシン生産企業
  • 仮想通貨取引所、カストディ企業
  • 仮想通貨を保有する企業
  • これらの企業が上場企業(米国外可)で、時価総額は少なくとも50億円相当、など

2つ指数は、株式(85%)のほか、CMEが提供するビットコイン先物(10%)、及び仮想通貨関連のETP・私募投資信託(計5%)も組成の一部になる。ETP(上場投資商品)は海外で取引される仮想通貨の上場投資信託・指標連動証券も含むという。

一方、現在、米国では10以上のビットコインETF・イーサリアムETFが申請されているが、現時点で承認された事例はない。

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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