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火山熱をビットコイン採掘に活用 エルサルバドル政府が事業支援へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

地熱発電によるビットコインマイニング

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)を国の法定通貨とする法案を可決したばかりのエルサルバドル共和国で、新たな動きが見られた。

同国のブケレ大統領が、火山の地熱エネルギーを使ったビットコインマイニング施設の計画を立てるよう、地元の電力会社に指示したことが分かった。

ブケレ大統領が「私はLaGeo(エルサルバドルの国営地熱発電会社)の社長に、我々の火山から、ビットコインを採掘する施設に非常に安価で100%クリーン、100%再生可能、排出物ゼロのエネルギーを提供する計画を立てるように指示したところだ」とツイートした。

ビットコインを法定通貨にする法案の提出から成立、さらに地熱発電マイニング施設の計画へと非常に速いスピードで進展している。この指示の前日に、ブケレ大統領はスピーチで、「マイニングする計画はないが、国内で推進する施策は検討している」、「火山の地熱を使ったクリーンエネルギーも併用して、推進することも一案」と発言したばかりだった。

事業を推進する指示表明から数時間後には、「我が国のエンジニアから、火山から約95メガワット相当の地熱エネルギーを提供する新たな井戸を掘ったと報告があった。これを中心にしたビットコインマイニングセンターの設計を開始する。吹き上げているのは純粋な水蒸気だ新しい地熱井が掘られている」とツイートするなど、スピード感を持って政府が取り組む姿勢を示している。

関連ビットコイン、エルサルバドルで正式な法定通貨に

地熱発電大国

エルサルバドルには20以上の火山があり、以前より地熱発電が盛んだ。地熱発電に特化するメディアThinkGeoEnergyによると、2020年時点で同国の消費電力の20%以上を地熱が占めており、これは世界でも上位5国に入る水準だ。

また、潜在的な地熱エネルギーの量は644メガワットだが、そのうちまだ3分の1程度しか発電に利用されていないとしており、発展の余地も併せ持つ。

LaGeo社は今後2023年、2026年にも新しい発電施設を建設することを目指しており、新たな施設が稼働した暁には、エルサルバドルの地熱発電設備容量は87メガワット増加する見込みだと試算している。

2020年時点では、施設開発に伴う課題として、潜在的な地熱エネルギーを利用するための短期、中期、長期のプロジェクトを開発することが指摘されていた。ビットコインマイニングは、地熱を活用できるプロジェクトの一つになりそうだ。

重要な論点を動画解説

エルサルバドルによるビットコインの法定通貨法案提出に関連し、特に重要な論点や世界各国で発生し得る議論について、国内大手仮想通貨取引所bitFlyer創設者の加納裕三氏が詳しく解説した。

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