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Google Play、自己管理型ウォレットは新ポリシーの対象外に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨ソフトウェアめぐる新ポリシー

グーグルのXにおけるニュースアカウントは14日、自己管理型ウォレットは、Google Playの暗号資産(仮想通貨)取引所およびソフトウェアウォレットに関するポリシーの対象外になると述べた。

出典:News From Google X投稿

ポリシーをめぐるニュースに返信する形で投稿している。この点を明確にするため、ヘルプセンターを更新するとも続けた。

背景としては、グーグルがブログ投稿で、仮想通貨ウォレットに関する新たな規制を発表していたことがある。仮想通貨取引所とソフトウェアウォレットは、そのアプリが現地の法律と業界基準に準拠している場合にのみ公開できるとするものだ。

例えば、米国ではアプリ開発者が、米財務省金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)にマネーサービス事業者として登録され、かつ州に送金業者として登録されていること、あるいは連邦または州認可の銀行である必要があるとしていた。

また、欧州(EU)の項目では、アプリ開発者が包括的な仮想通貨規制「MiCA」に基づき、関係する国の管轄当局から暗号資産サービスプロバイダー(CASP)として認可を受ける必要があるとも書かれていた。

日本も含め、様々な国についても同様に当局への登録が必要だとしていた格好だ。

この点に関して、グーグルは、カストディ型ソフトウェアと自己管理型(非カストディ型)ソフトウェアを区別しておらず、自己管理型ウォレットの開発者に、各国の法律の範囲も超えた過大な負担を課しているとの批判が上がっていた。様々な国で、自己管理型ウォレットは、送金業者には分類されていない。

ほとんどの自己管理型ウォレットをプレイストアから削除してしまうことにつながるとの指摘も上がっていたところだ。

だが、News From Googleによれば自己管理型ウォレットは当局への登録という義務付けの対象外となる模様である。なお、記事執筆時点では、まだ特にポリシーのページにその点を明確化する記述はない。

仮想通貨取引所およびソフトウェアウォレットに関する新しいポリシーは10月29日に正式発効となる予定だ。

なお、カストディ型ウォレットは、第三者がユーザーの秘密鍵を管理・保管するウォレットのことで、例えば仮想通貨取引所のウォレットなどがこれにあたる。

一方で、自己管理型(非カストディ型)のウォレットは、ユーザーが自身で秘密鍵を保管するものだ。例えば、メタマスクなどが挙げられる。

関連:メタマスクの使い方、仮想通貨の送金や交換:スワップ、便利機能を図解で簡単に

グーグルは、ビットコイン(BTC)など仮想通貨エコシステムとの連携を強化する取り組みを始めている。グーグルのWeb3専門家は2月、グーグルアカウントでの仮想通貨ウォレットログインなどを目指すと話していた。

また、米トランプ政権の規制緩和も背景に、グーグルおよび、Apple、X、Airbnbが複数の仮想通貨企業とステーブルコイン導入について初期段階の協議を行っているとも伝えられる。

関連:グーグルがビットコイン参入を本格化、Googleアカウントでのウォレットログインなどで

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