Crypto.com、プロeスポーツチーム「Fnatic」と提携 仮想通貨決済導入やNFT販売を計画
プロeスポーツチームと提携
暗号資産(仮想通貨)取引所の運営や決済サービスなどを手がけるCrypto.comは16日、英ロンドンを拠点にするプロeスポーツチーム「Fnatic」と、5年間のパートナーシップを締結したことを発表した。
今回のパートナーシップで、FnaticのユニフォームにCrypto.comのロゴが入るようになる。また、Fnaticのファンが支払いに仮想通貨を利用できるようにもする予定だ。さらに、Fnaticの限定NFT(非代替性トークン)などのデジタル製品をローンチすることも計画しているという。
NFTとは
「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームのアイテムやキャラクター、またデジタルアート作品など、幅広く活用されている。
▶️仮想通貨用語集
Crypto.comは、モータースポーツの「F1(フォーミュラ1)」や総合格闘技団体「UFC」らともパートナーシップを締結しており、最近では10日、フランスの名門サッカークラブ「パリ・サンジェルマンFC」とパートナー契約を結んだことが分かった。一方で、eスポーツ領域における提携は今回が初だとしている。
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Fnaticは2004年に作られたeスポーツチーム。日本に情報を届ける公式ツイッターアカウント もあり、創設以来30種類のゲームにおいて、200回以上チャンピオンに輝いた実績を持つ。
パートナーシップにおける取り組みについて、上述した以外には、Fnaticのファンに報酬プログラムを作ったり、Crypto.comの他のパートナーを交えた「お金では買えない体験」を提供したりもするという。今回のパートナーシップでは、Crypto.comが1,500万ドル(約16億円)の契約金を支払う。
FnaticのCEOは今回のパートナーシップについて、「eスポーツと仮想通貨の領域のグローバルなリーダーが協力することになる。これからFnaticのファンに、日常的なメリットを提供できるようになるだろう」とした上で、以下のようにコメントを寄せた。
仮想通貨が決済手段として広く普及してきているため、今回のパートナーシップは最高のタイミングだ。
我々のファンが、時代遅れにならないように、仮想通貨について賢明で健全な判断ができるようになると期待している。
Fnaticは、仮想通貨やNFTに初めて触れるというファンを対象に、金融リテラシーや仮想通貨に関して学べる機会も提供するとした。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します