米CFTC、14の仮想通貨取引事業者を告発 

CFTCが14の取引事業者を取り締まり

米商品先物取引委員会(CFTC)は29日、14の暗号資産(仮想通貨)取引事業者を告発した。

そのうち12社は、当局へ先物取引業者として登録を行わずに、外貨やビットコイン(BTC)など仮想通貨のバイナリーオプションを提供。また、2社はCFTCに登録済だと虚偽の主張をしていたという。

バイナリーオプションは、為替相場などのレートが将来のある時点で一定レベルよりも高いか低いかを予測する取引である。予測を当てることで利益を得られる。

CFTCは主に商品先物市場を規制する機関であり、米国ユーザーにコモディティの先物契約を提供するプラットフォームは、CFTCへの登録が義務付けられている。最近ではCFTCが、大手仮想通貨取引所クラーケンに対して、未登録で証拠金取引を提供していたとして、約1億4,000万円の罰金を科した事例もあった。

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CFTC(商品先物取引委員会)とは

商品取引所に上場する商品や金利、デリバティブ全般など、米国の先物取引市場を監督する機関。市場参加者を保護し、市場の健全性を確保するため、不正の防止・摘発を行う。「CFTC」は「Commodity Futures Trading Commission」の略。

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知名度の低いプラットフォームが中心

今回の訴訟で対象となった14のプラットフォームは、いずれもあまり知られておらず、詐欺チェックサイトでの信頼度スコアも低いものが多い。

例えば「BinanceFxTrade」という事業者も含まれていたが、このプラットフォームは大手取引所Binance(バイナンス)とは無関係であるが、その名前を利用している模様だ。また、「ProCryptoMinners」というプラットフォームは「マイナー」の綴りが間違っている(Minerが正しい)。

CFTC執行部のVincent McGonagle部長代理は、次のように説明した。

本日の措置は、当局に登録していると偽る悪質な業者を根絶し、取引参加者を保護しようとするCFTCの努力を表すものだ。

CFTCは公式発表で、一般トレーダーに対して「資金を投入する前に、その企業がCFTCへ登録しているかどうか」を確認することを強く推奨。登録されていない場合には、そのプラットフォームを使うことには慎重になるべきだと警告している。

大手事業者にも調査や告発

今回は、比較的知名度の低いプラットフォームが取締り対象となったが、CFTCは、これまで大手取引所も調査や告発の対象としてきた。

例えば、3月にはCFTCが、バイナンスに対して、米国居住者にデリバティブ売買を提供していないか調査を行っていると報じられている。この件については、現在のところ特に違反行為があったとの指摘は行われていない。

先に挙げたクラーケンの事例の他、仮想通貨デリバティブ取引所BitMEXも、米国ユーザーに認可されていない商品を提供していたとして起訴された。BitMEXは規制当局と和解し、罰金として1億ドル(約110億円)を支払うことになった。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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