なぜ暴落したのか
バイナンスは1月31日、2025年10月10日に発生した仮想通貨市場の急落に関する調査報告書を公表した。同社は2つのプラットフォーム障害の責任を認めたが、市場暴落の主因ではないと主張している。
10月10日、トランプ大統領による中国への100%関税発表を受け、仮想通貨市場は歴史的な混乱に見舞われた。この関税発表は中国のレアアース輸出制限への報復措置として位置づけられ、リスクオフの動きが瞬く間に加速した。
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バイナンスの報告によると、暴落の主因はマクロ経済要因、マーケットメーカーのリスク管理プロトコル、イーサリアムネットワークの混雑だった。市場全体で約2.6兆円相当の強制清算が発生し、ビットコイン(BTC)先物とオプションの建玉は1,000億ドルを超えていた。
極端な市場変動により、マーケットメーカーのアルゴリズムリスク管理が作動し、一時的に注文板から流動性が失われた。カイコのデータによれば、バイナンス、クリプトドットコム、クラーケンを除く主要取引所では、4%の価格スプレッド内にほぼ買い注文がない状態だったと報道された。
バイナンスは今回、2つの障害を認めた。1つ目は21時18分から21時51分(UTC時間)に発生した資産移動サブシステムの性能低下で、スポット、アーン、先物間の資金移動に影響した。2つ目はUSDe、WBETH、BNSOLのインデックス乖離で、21時36分から22時15分(UTC時間)に発生した。
重要なのは、最も変動が激しかった21時10分から21時20分の時点で、当日の強制清算の約75%がすでに発生していた点だ。USDe・WBETH・BNSOLのデペグは21時36分に発生しており、バイナンスの障害が暴落の原因ではなかったことを示しているという。
バイナンスは10月14日、障害の直接的影響を受けなかったユーザー向けの3億ドルの支援プログラムと、機関投資家向けの1億ドルの低金利融資制度を開始した。さらに10月22日までに、両障害の影響を受けたユーザーに3億2,800万ドル以上を補償したと発表した。
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