はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米バイデン大統領、新たなCFTC委員長と委員2人の候補者発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨規制にも関わるCFTCの人事

米ジョー・バイデン大統領は13日、米商品先物取引委員会(CFTC)の委員長および委員2人の候補者を発表した。CFTC委員長には、現CFTC委員長代理のRostin Behnam氏を挙げている。

なお、この後に上院で候補者を審査するための公聴会が開催され、候補者の指名プロセスがさらに進められることになるが、その時期については明らかになっていない。

CFTCは米証券取引委員会(SEC)と並んで、暗号資産(仮想通貨)を規制する機関としてよく名前が挙がる。SECが法的に証券にあたる資産を担当する一方で、CFTCはデリバティブなど先物商品にあたる仮想通貨のデリバティブの監督・取締りについて権限を持っている。

関連米CFTC委員、仮想通貨市場に対する規制権限を解説

CFTCとSECに対しては、一部の議員らが、仮想通貨規制を明確化するために連携していくように呼びかけている。

関連米議員ら、仮想通貨規制でSECとCFTCの連携求める 

CFTC(商品先物取引委員会)とは

商品取引所に上場する商品や金利、デリバティブ全般など、米国の先物取引市場を監督する機関。1974年設立の政府機関。市場参加者を保護し、市場の健全性を確保するため、不正の防止・摘発を行う。「CFTC」は「Commodity Futures Trading Commission」の略。

▶️仮想通貨用語集

委員長にはRostin Behnam氏

まずバイデン大統領は、CFTC委員長に、Rostin Behnam現CFTC委員長代理を指名する予定だ。

Behnam氏は、1月から暫定的にCFTCのトップを務めている。2017年よりCFTC委員に就任し、2019年には、CFTC気候関連市場リスク小委員会の設立を先導するなど、環境的な側面から、金融システムの持続可能性を高めることにも注力してきた。

また、過去には仮想通貨に対してもオープンな姿勢を見せていたことがある。2018年にはBFI summitで「ブロックチェーン技術や新しい仮想の世界は、経済、社会、政治の構造を作り変えていくだろう。新しい仮想世界は、新たな可能性と潜在的に大きな危険をもたらしうる」として、その潜在的な恩恵とリスクの両方を認識している。

金融政策の専門家2人が委員候補

次に、大統領は新たなCFTC委員として、Kristin Johnson氏とChristy Goldsmith Romero氏を候補者に発表した。

Kristin Johnson氏はエモリー大学の法学部教授で、金融市場のリスク管理に関する政策が専門。特に証券やデリバティブを含む金融商品の規制を扱っている。

Goldsmith Romero氏は、不良資産救済プログラム特別監察官室(SIGTARP)の監察官として働く人物だ。2019年からは、バージニア大学ロースクールなどで非常勤の教授としても教鞭をとっており、証券規制や、仮想通貨規制についての講座を担当してきた。

SIGTARPは、米国政府の経済安定化プログラムを支える役割を果たしている機関である。最近では、コロナ禍の影響で、失業または不完全雇用となった住宅所有者に対して、差し押さえ救済措置などを行っている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/04 金曜日
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。
12:55
メタプラネット支援コンソーシアム、タイ上場企業買収でビットコイン戦略を東南アジアに拡大
メタプラネット支援者らが筆記るコンソーシアムがタイ上場企業DV8の買収計画を発表した。日本で成功したメタプラネットのビットコイントレジャリー戦略をタイで再現し、さらに東南アジアに展開する第一歩として注目される。
12:36
オルタナ信託、BOOSTRY・ALTERNAと連携しデジタル証券の管理体制を強化
デジタル証券特化の「オルタナ信託」設立。BOOSTRYとALTERNAが協業を深化し、STの取得から販売まで一貫した新たな枠組みを構築する。
11:35
米雇用統計好調でビットコイン一時11万ドル超、アーサー・ヘイズが下落リスクを警告する理由は?
米国6月雇用統計が予想を上回る14万7000人となり、ビットコインは一時11万500ドルまで上昇した。しかしBitMEX創業者アーサー・ヘイズ氏は、米財務省がステーブルコインを国債購入の受け皿として活用することで市場から流動性が奪われ、8月開催のジャクソンホール会議前に9万ドル水準へ下落すると予測した。
11:00
アルトコイン取引の増加傾向続く 仮想通貨OTCレポートが公開
Finery Marketsは、仮想通貨のOTC取引に関する2025年上半期のレポートを公開。ビットコインやイーサリアム、ステーブルコインの他にアルトコインの取引が増加傾向を継続していると指摘した。
10:35
「1兆ドル予測は楽観的すぎた」、 JPモルガン ステーブルコイン時価総額の2028年予測を下方修正=報道
JPモルガンはステーブルコイン市場の2028年予測を5000億ドルとし、他社の1-4兆ドル予測を否定。決済利用は6%に留まり、主用途は仮想通貨取引と指摘。
10:00
ビットコイン、クジラによる売却と機関投資家の需要が拮抗=報道
仮想通貨ビットコインの大口保有者が過去1年で50万BTCを売却する一方、機関投資家の需要増加により価格が膠着している。今後のビットコイン価格については様々な見解がみられる。
09:30
ロビンフッドCEO OpenAI株式トークン化を「革命の種」と表現も、提携否定で波紋広がる
ロビンフッドがOpenAI株式トークン化サービスを欧州で開始したが、OpenAIは提携を否定。テネフCEOは「トークン化革命」と強調するも、未上場株式の権利問題が浮き彫りに。
09:16
仮想通貨SEI、国内取引所OKJに新規上場へ
国内暗号資産取引所OKJが2025年7月8日からセイ(SEI)の取扱いを開始。ゴールドマンサックス・Robinhood出身者が開発した高速ブロックチェーンで、米国でETF申請も話題。入出庫は7月8日、売買は7月11日17時開始予定。
09:00
ビットコイン今年4度目11万ドル超え、株価相関強まり最高値更新も視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは3日に今年4度目となる一時11万ドル突破を記録した。7月3日から4日にかけて、トランプ政権の大きく美しい法案が可決されたことに加え、米雇用統計が底堅い推移を示したこと、さらにシンシア上院議員が暗号資産の減税法案を提出したことが追い風となった。
08:05
ETF購入減速でビットコイン価格上昇に陰りか、ETHは蓄積量が過去最高に=Cryptoquant分析
仮想通貨ビットコインETFとMSTR(ストラテジー)の購入は大幅減速、全体需要の縮小で価格上昇が鈍化。一方、イーサリアムは6月に蓄積アドレスが史上最高を記録、機関投資家による大量保有が続く。
07:45
米下院、7月14日の週を「仮想通貨週間」と指定 3つの主要法案を審議
米下院指導部が7月14日の週を「仮想通貨週間」に指定し、GENIUS法、CLARITY法、反CBDC監視国家法を審議すると発表。
07:25
IMF、パキスタンの仮想通貨採掘などへの補助金提供提案を却下
IMFは、パキスタン政府による仮想通貨マイニングなどのための電気代補助提案を却下。同国は、ビットコインのマイニングとAIのデータセンター向けに2,000MWの電力を割り当てる計画を発表している。
07:20
ビットコイン今後の価格、9.5万ドルまで下落の可能性も=アーサー・ヘイズ分析
仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏は、8月のジャクソンホール会議まで市場が横ばいか軟調な展開を予想。TGA補充の影響でビットコインが9万~9.5万ドルまで下落する可能性があるという。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧