a16zやFTX、メタバース「Mythical」の170億円調達を主導
大型調達、VCがメタバースに高い関心
メタバースゲームプラットフォームMythical Gamesは4日シリーズCのラウンドで、1,400億円の評価額に基づいて170億円を調達したことを発表した。
ラウンドを主導したのは、著名VCのa16zで、他にバイナンスやFTX、RedBird Capital、NFLの投資部門、ザ・チェインスモーカーズなども参加したという。
Mythical Gamesは開発者向けにNFT/メタバース(仮想現実)ゲームの作成ツールを提供するプラットフォームで、数日前に開発者パートナーを初めて発表したばかりだ。
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同社は「Blankos Block Party」という独自のplay-to-earnゲーム(GameFi)を開発しており、早期アクセスができる。Blankosについてはマーケットプレイスもβ版リリースしており、Visaカードの決済で売買が可能だ。
新たに調達した資金は、開発者チームの拡大や新しいブロックチェーンゲームへの出資、マーケットプレイスのライセンス申請などの費用に充てられるという。
今回出資を主導したa16zはここにきて積極的にメタバース分野に投資している。2日には、米Sfermion社が運用する新規のメタバースファンドに出資したことが報じられていた。
また、取引所FTXはPanteraやJump Capitalなど他の企業と共同で、Mythical Gamesの調達発表と同じ日に、FarawayというNFTゲームスタジオに約24億円を出資した。Farawayが開発するMini Royaleというゲームは初めて「FTXPay」という決済システムを導入する、ソラナ(SOL)基盤のゲームになる予定だ。
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