ナイキがバーチャルグッズ商標
大手スポーツブランドNIKE(ナイキ)は現在、バーチャルグッズの商標を申請している。ブルームバーグが報道した。
米国特許商標庁に7件の書類が提出されたのは10月27日。「NIKE・Jordan・Just Do It・スウッシュロゴ」利用のスポーツ用品や、スニーカー、バックパック、サングラスといったアパレルなど多岐にわたるデジタルグッズに関する申請登録が行われた。また、それらをアプリにダウンロードできるような設計も盛り込まれているという。
商標登録の段階で、今後ナイキがどのように商用化するかまでは定かではない。
ナイキは2019年、独自暗号資産、及びデジタルシューズ「CryptoKicks」の特許を取得していた。独自のデジタル通貨や仮想通貨ソフトウェア、モバイルアプリ、クリプト・コレクタブルなどでの活用が想定されている。
今回の動きを受け、ナイキがメタバース(仮想空間)への進出を視野に入れている可能性があるとされている。
先週、米最大手フェイスブック社が「Meta」に改名し、メタバース事業を今後の中核に据えることを発表した。発表では、「メタバース(仮想空間)でのショッピング機能も備えられる」とZuckerberg CEOが言及したことから、今後多くのブランドがメタバース対応のグッズを販売する可能性があるとの思惑をもたらした。
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実際、すでに一部の高級ファッションブランドは仮想空間関連のデジタルグッズをリリースしている。今年の5月に、Gucci(グッチ)が2021秋冬ファッションコレクション関連のNFTをクリスティーズで競売。その後、Burberry(バーバリー)やDolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)も相次いでNFTを発売し、さらにLouis Vuitton(ルイ・ヴィトン)はNFTを活用したモバイルゲームをリリースした事例もあった。
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