フェイスブック(Meta)上級役員「メタバース事業は利用者保護が最優先」

「仮想空間の利用者データ保護を重視」

米フェイスブック(Meta)のグローバル情勢シニア役員Nick Clegg氏は、ロイターの取材に対し、計画中のメタバース(仮想空間)関連事業において、利用者のプライバシー保護を重優先することを強調した。

フェイスブックは、これまで利用者データの無断使用などプライバシー侵害が取り沙汰されてきた。新たに発表したメタバース事業については、まず利用者プライバシー保護を最優先事項とするという。

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取材のなかでClegg氏は、「新規事業については、学者や立法者、規制者と連携し進めていく」、「メタバースに関する技術が成熟するまで、プライバシー保護のガードレールを設ける必要がある」と述べた。

フェイスブックは先週、社名を「Meta」に改名し、メタバース事業を今後の中核に据えると発表した。当時、「メタバースとはソーシャルコネクション、人と人とのつながりの進化した形」として、改名は仮想現実の実現にコミットする姿勢を示すためと説明し、分散型領域におけるNFT(非代替性トークン)等デジタル資産の統合も視野に入れているとしていた。

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今後の構想について

フェイスブックが構想するメタバースとは、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)のみならず、分散型ネットワークとプライベートネットワークを併用した、次世代のインターネットを目標とするものとみなされた。

現在事業をスタートしたばかりであり、Clegg氏は「想定するメタバース(仮想空間)の完成まで、15年ほどかかる可能性がある」と長期展望を見込む。事業を進めていく過程において、利用者の安全と保護を最優先し、確実なものにしていきたいと意欲を見せた格好だ。

フェイスブック傘下のインスタグラムは今年10月、10代利用者(若年層)の安全を疎かにしているとの指摘について、米議会の公聴会で尋問を受けた。その際、議員らには「フェイスブックは、子どもたちの心身の健康より自社の利益を優先してきた」などと、厳しく批判されている。

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